動乱の時代の始まり
昨日は民主党小沢一郎代表が党代表を辞任しました。晩のTVのニュースはそれで持ちきりでした。今朝の朝刊各紙も1面に「小沢辞任」のニュースが1面に掲載されています。民主党がこれほど注目されたのも、それこそ「結党」以来の出来事ではないでしょうか。
もっとも小沢氏が党代表を辞めたところで、巨額の政治資金をなぜ西松建設から継続的にもらっていたのか。その必要性はどこにあるのか?という疑問は解決したわけではありません。
政治に「お金がかかる」というのであれば、その理由を有権者に示し、有権者からのカンパや個人献金でまかなうことは可能なのかどうかも民主党は党として問うべきです。
やはり特定の大企業や、労働組合の団体献金で党財政が運営されるようでは、国民政党とはいえないからです。具体的に政治資金の改革案を出し、議員の世襲禁止もふくめて改革を現実にしないと、国民の支持は得られません。
欧米の政党は個人献金主体で運営されていると聞きます。候補者も党主催の予備選挙で勝ち抜かないと立候補できないようで、世襲は難しいようです。
そういえば、アメリカ民主党で故ケネディ大統領の娘さんが上院議員を目指していましたが、「適性がない」という民主党の判断で結局議員になれませんでした。あれほどのカリスマの子息でもそうなのです。
小泉純一郎の息子が簡単に議員になれそうだというのも、「ひ弱な世襲リーダー」(安倍晋三・福田康夫・中川昭一など)を量産し、日本の政治をゆがめ弱らせてきた自民党政治にありますね。
小沢一郎氏の辞任は、「このままでは終わらんぞ。必ず政権を獲る!」という決意表明の現れであり、動乱の始まりの予兆ですね。これで選挙がいつになるのかわからなくなりましたが、6月でも、7月でもなんでもありになりました。
国民の関心が高まることでしょうから、1小選挙区に2万票あるといわれている「組織票」の効能も薄れるでしょうから、大規模なオセロゲームが全国各地で起こることでしょう。
やっと日本の政治も面白くなってきたようです。
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