本当に大丈夫なのか柏崎刈羽原発?
国策で原子力発電を推進するプレッシャーなのか新潟県知事が、新潟中越沖地震で罹災した柏崎刈羽原子力発電所の運転再開を認めました。
柏崎刈羽原発、苦渋の再開 知事「相当プレッシャー」(朝日新聞)
日本は世界の地震大国。世界中の地震の10分の1がこの狭い日本列島で起こっています。震度5以上になるとなんと25%です。太平洋側はプレート型地震の巨大地震(東南海・南海地震・三陸沖地震)の可能性があり、日本海側は「活断層の巣」が多数あります。
柏崎刈羽原子力発電所近くにも新たに活断層が見つかったとも聞いています。地震学者は慎重な意見を言っていました。今回新潟県知事が「見切り発車」したことは、それだけ国のエネルギー政策が原子力に偏っており、有形無形のプレッシャーがあったと想定されます。
記事の中に出てくるのは原子力発電と火力発電(LNG発電)のことばかり。このことでも日本の国策としてのええネルぎー政策が原子力と火力に偏っていることが明白です。
自然エネルギーへの投資がいかに少ないか理由が明確です。せっかく世界1の太陽光発電の技術がありながら、今やドイツやスペイン、さらには中国にも向かれそうです。早晩アメリカにも追い抜かれるでしょう。
政府は原子力発電が「二酸化炭素を出さないクリーンエネルギーだ」と鶏鳴に国民にPRしています。ただしそれは「発電時に二酸化炭素を出さない」だけのことです。まして地震で運転を停止すれば、ばっくアップに自然エネルギーを活用した発電所ではなくLNGの火力発電所ですので、二酸化炭素を出します。
レスター・ブラウン氏が言うように、原子力は雇用誘発効果も、安全性も自然エネルギーの活用に比べ乏しいのですから。
参考ブログ記事
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