ウェッブはバカと暇人のもの 読後感その2
自分は「バカ」の分類にはいる中高年親父でしょうが、暇人ではありません。このブログの書き込みは、「思いついたことを」すぐに書き込まないと忘れてしまう性分とブログの即時性が合致しているから書いています。
中学時代に国語の先生が「日記でも他人に読まれることがあるので、他人の目を意識してきちんとした文章を書きなさい。」と指導を受けました。相変わらずきちんとした文章はなかなか書けませんが、ある民間掲示板の「落書き」のように普段使用しない罵倒や変な表現はしていません。
筆者の中川淳一郎氏は、ネットの運営側にいただけに功罪を知り尽くしているようです。文面は「ネットに過大に期待するな。リアルな社会が大事だ」と言っていますが、それは正しいでしょう。
ネットに対するネガティブな評価も、ネット世界が大衆社会になった証拠であり、善人もおれば悪人もいるのですから。リアルな社会と同じですね。
ビジネス面においても含蓄のあるコメントをしています。
1)ネットとユーザーに対する性善説・幻想・過度な期待を捨てるべき。
2)ネガティブな書き込みをスルーする耐性が必要。
3)ネットはクリックされてナンボである。かたちだけ立派でも意味がない。そのために、企業にはB級なネタを発信する開き直りというか耐性が必要である。
4)ネットでブランド構築はやりづらいことを理解する。
5)ネットでブレイクできる商品はあくまでモノが良いものである。小手先のネット・プロモーションで何とか使用とするのではなく、本来の企業活動を頑張るべきで。
(P158 「第4章 企業はネットに期待しすぎるな」)
私がわざわざ798円出して購入した書籍の読後感で肝心な部分をネットに無償で出すのはバカであるかもしれない。でも「記録」であるし、最大の読者は自分であるからブログの場合はそれでいいんです。
ついでにネットに過度に依存している人たちが、このブログ記事を偶然読んで「こんなもんか」と思っていただければそれで良いとは思っています。
抜け目のない連中は私のサイトの記事やブログでちゃっかり商売をし、番組をこしらえたりして金儲けしているようです。何の断りもなく。「やったモノ勝ち」を実践している人たちがいるののも呆れる。
NASAの原理と同じで、「まがい物やコピーは絶対にオリジナルには勝てない」ということです。いくら盗んでも良いが、絶対に本物には勝てないということですね。
自分の社会的営為や思想的営為をこれからもブログには掲載します。バカも暇人も貧乏人もネットを利用する時代になりました。「便利な道具」ですので、活用することには異論はないですね。
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