中国依存で日本経済は再建できない
アメリカや欧州の景気は当面回復しようにない。それで日本の経済界は中国政府ににじりより経済発展の恩恵を受けようと動いているようです。事実中国経済は活発で、自動車保有台数でも世界1になるでしょう。
巨大な人口があるだけに、市場もしれだけ大きいと。
しかし共産党一党独裁の国であり、共産主義を抱えながら巨大な「格差社会」を形成している。貧しくても皆が平等な社会主義国ではない。政治的自由、言論の自由のない資本主義国に成り下がっている。
20年前の天安門事件の総括も中国政府はしませんでした。強権で天安門広場を警備したようです。
人民大会堂前の革命記念碑がある広場は、わたしも1986年に行ったことがあります。見覚えのある革命戦士の銅像に向かって、人民解放軍の装甲車が発砲しながら、座り込んでいる非武装の青年・学生をなぎ倒している光景には衝撃を受けました。
1972年の「連合赤軍事件」も日本での毛沢東主義者の「根拠地論」の末路でありました。身勝手に信仰した毛沢東思想が壊れ、更に天安門事件で粉々になりました。
人を支配する思想で大衆動員と、民主集中制の独裁主義は、人権と政治的、言論の自由のないおぞましい大国をこしらえたのです。
そんな中国に依存するのは危険です。やがて崩壊するからです。中国に期待するのは止めて、世界中を相手によりいっそう、日本の得意分野で交易すべきでしょう。
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