大混戦の高知1区
だいたい全国でも「1区」というのは県庁所在地であり注目度が高い選挙区。地方のなかの都市部ともいえます。高知県では高知1区がそうです。
選挙区事情に「詳しい」西やんブログからその予想図を借用してきました。下の画像を参考に。
高知1区は現職で4期目をめざす福井照氏(自民)、2区から回って来た新人の田村くみ子氏(民主)、2回目の挑戦となる春名なおあき氏(共産)、4期16年の県知事の実績で国政に初挑戦する橋本大二郎氏(無所属)、それに独自の戦いをされている桃田妙子氏(幸福)と大混戦模様です。
7月22日に高知青年会議所主催の「未来の高知を語る 公開討論会」が開催されますが、それに橋本大二郎さんが欠席されると言います。これは「憶測」を呼びますね。何故出席されないのか?週刊誌の「当落予想」では常に「優勢」(西やんの予想ですら)とされている橋本大二郎さん。何があったんでしょう。
個人的に手前勝手に言うのであれば、「うわさほど手ごたえがなく、優位ではない」と候補者本人が思っておられて必死なのではないかと思われます。また県知事としては支持し、応援したが「今更国政への挑戦は勘弁してほしい。」「ノーモア・大二郎だ」と露骨に拒絶反応されるかつての支援者も多くいるようですし。2007年に知事時代の後援会は解散しましたが、その継承などは上手く行ったとは思えませんし。そのしこりもあるやにい思われます。
となると1区は誰が優位になるのか?
順当なら自民党と公明党が支援している現職の福井照さんでしょう。でも3ヶ月前の週刊現代の暴露記事のインパクトもありますし、全国的に自民党への拒絶ムードが高まっていることですし自民党公認は今回はブランドになりえない。組織的に動いているようにも思えませんし。かつての自民党のパワーを感じない。
福井さんは東京在住ですし、奥さんもご家族も東京におられます。地元とのなじみが未だにありません。そこらも今ひとつパワーがないのではないでしょうか。とはいえ、「陣立て」は大きいし。高知市蛍橋にも自民等事務所を構えておりますし。活発にローラー作戦もされていて先日うちへもチラシをもって運動員が来られていました。
では全国的に優位に戦いを進めていて政権交代のムードで快調な民主党。高知県とくに1区では全然関係ないようですね。民主党県連自体が「実体がない」状態ですし。こちらも動きが見えませんね。田村くみ子さんは昨年の高知青年会議所主催の公開討論会では「準備不足」を露呈しました。今回は学習効果が現れたのでしょうか?地方議会ではなく「国政」ですからね。政策に通じていなければ、国会議員になる資格はありません。20年前のかつての旧社会党の「マドンナ議員」がレベルが低かったので、次の選挙では殆ど再選されませんでしたし。最近は労組の組織も回転しだしてかなり「勢い」が出てきたようです。うちの自宅の近所でもミニ集会をされていましたし。
共産党の春名なおあきさん。昨年の公開討論会では「アウエー」対策も良かったです。しかし共産党は全国的に今ひとつ波に乗れていません。志位委員長になってからというもの国政選挙に一度も勝利していませんし。国会で「派遣社員問題」を真摯に追求していたのは共産党だけです。「蟹工船」ブームもありました。しかし未だに支持層も高齢化しておりますし。パワーがありませんね。
党全体の政権構想も不明。本気で国民の支持で国会で多数派になる気はないようです。それでは国民に見透かされますね。かのナチスドイツは当時のドイツ議会で第1党になりましたし。投票で政権を獲得しているのですから。日本共産党も頑張っていただきたいですね。
また西やんの予想でも波乱が起きそうなのは3区。山本有二氏が危ないのでしょうか?閣僚も経験され、2区の中谷元氏同様に「鉄板」ではないかと思われていますが。このあたりは今ひとつ地元情報がはいらないのでわかりません。
ただ選挙に強いという神話の小沢一郎氏が3区の民主党候補者である中山ともい氏のところへ支援活動に6月に来ていました。。1区、2区の民主党候補者へ来ることなく、民主党の選挙対策本部長の小沢一郎氏が来たということは「可能性がある」という事ではないかと思われますね。
2区の現職の中谷元氏も本当は「鉄板」ではありません。ゼネコン型「しめつけ」選挙は通用しません。選挙をやっても「見返りは」ありませんし、仕事はないし。支援するメリットはないですし。あまりに運動員が「高圧的」にしてきたので、「力の根拠」がなくなりました。もう少し野党側に強力な対抗場が出馬すれば面白かったんですが、野党候補者は残念ながら2区では力不足ですね。
となると「液状化」しております。予想が建てにくいのは1区ですね。現時点では正直だれが当選するのか予想ができませんね。正直。
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