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2009.07.19

市民・大衆って馬鹿なのか?

 市民大衆の一員であり、平凡な中高年小市民である私です。日常生活にどっぷりつかり、最近は長雨で運動不足気味なので同世代のおっさん同様にメタ気味に。お金もない、権力もない、色気もない、格好よくない中高年親父そのもの。

 誰かが言っておりましたね。先日亡くなった忌野清志郎さんは60歳くらいでしょうか。マイケル・ジャクソンさんは50歳。どちらも年齢は立派な中高年なのに親父臭さがない。活力溢れておりました。逝去が惜しまれますね。

 それで今回の話題はそうではなく、一般大衆、無名の市民大衆がこの世の中の大多数ですが、馬鹿で分別がなくレベルが低いものなのでしょうか?

 最近読んだ本ではというのと「国の品格」を読みました。どちらも市民大衆は情報に流れやすく、理性的ではない。やはりコントロールが必要である。国の品格を保つためには「真のエリート層」が必要であると言っている。果たしてそうだろうか?

 確かに「民意」は恐ろしい。ナチスも1930年代に選挙で市民大衆が投票して第1党になり、政権を獲得したのでありますし。時に民主主義は破滅的なリーダーを選んでしまう。最近の日本では小泉純一郎がそうでした。日本を破壊し、格差社会に「構造改革」しましたし。

 「WEBはバカと暇人のもの」のなかでもWEB運営サイトの運営は大変で、結局熱心に見ているのは暇で、おバカで貧乏な連中が大半であったと筆者は断言。当たらずとも遠からずですね。情報はやはりお金を払って収集するものであると。

 大昔社会運動をしていたときにも似たような言葉を聞いた。「大衆は跳ね上がるから司令部(前衛)が必要だ。党中央に下部大衆は従属しなければならない。」と党内民主主義を否定するレーニンが考案した「民主集中制」という独裁主義で左翼運動は活力を失い自滅していきました。

 当時も「党ー大衆構造の止揚」とか言われ、レイテ(革命評議会)が直接民主主義であるとか言われておりましたが、この世に実現することはなく構想倒れでありましたし。

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コメント

  作武さんコメントありがとうございます。

>ところで「真のエリート」という発想‥傲慢ですよね。
人を見下しています。

 その連中は、どこにもいます。右も左も。

 高校生から大学生の頃、極左運動に傾倒し革命を夢想していました。

 しかしその集団にも歴然とした階級があり、「東大・早稲田は司令部だ」とかいった調子。

 私らは革命集団でも兵士。実社会でも兵士です。それが現実です。

 今の混迷は自民党政府の混迷を表しています。反対派の司令部も駄目。

>極論を言えば、市民大衆ひとりひとりの人格が高まり、他を思いやる心を育む事が出来たら、世の中は劇的に変わると思います。

 それは理想です。でもとても難しい。日本では。匿名で自分だけは安全地帯にいて、他人を罵倒する連中が多いからですね。

 堂々と自己主張する人たちが、一堂に集まり冷静な議論することです。とても難しい。でもそれをしないといけないでしょう。

投稿: けんちゃん | 2009.07.20 20:11

こんにちは。
何時も拝見しています。
ところで「真のエリート」という発想‥傲慢ですよね。
人を見下しています。
で、極論を言えば、市民大衆ひとりひとりの人格が高まり、他を思いやる心を育む事が出来たら、世の中は劇的に変わると思います。
「民主的な教育」「民主的なマスメディア」そして「民主的な政治」これらにより、市民大衆の人格は、大きく高まると僕は思うんですよね。

追伸 もう十数年前になりますが、しばらく高知に住んだ事があります。縁あって、御畳瀬に居りました。

投稿: 作務 | 2009.07.19 10:04

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