映画「雲流れるまま」を見ました。
田辺浩三さんが主体に上映される「戦争を知らない子供たちのための映画会」の第1弾である「雲ながるる果てに」を見ました。この日は朝から夕方近くまで夜須でのカヌー体験のサポートで日向におりました。さすがに日程的に見るだけでもきつい。
始まる前に、特攻隊がテーマであるので、このたび「2人の特攻隊員」を書かれた大西正祐さんが講演されました。「奇麗事ではない戦争の真実を戦争を知らない世代の私たちが聞き取り、伝えなければならない。」とのこと。
出版されていろんな人からのお便りがあったことが励みになっていると言われていました。
「70年も戦争なしの時代はありません。戦争の悲惨さを知っている世代が亡くなり、戦争を知らない世代が戦争を引き起こす危険性を感じます。私はそれを今の日本で感じるので、今回の戦争を知らない子供たちの「英か買いを企画しました。」
「父の影響か無理やり戦争関係の映画を見てきました。映画と同化できるようになりました。ご来場の皆様もこの映画から感じてください」といわれました。
鶴田浩二や木村功らが特攻隊員として鹿児島の航空隊基地へ来る。そこは死ぬことを前提とした特攻隊員の合宿生活が地元の小学校の教室で行われている。出撃するたびに昨日まで一緒に飲んで騒いでいた仲間たちの姿が消えて位牌になる。宴会の場面が多いが、何故か切なくなります。
木村功が「悩んでいるのが俺だけかと思った。でも違ったみなそれぞれ悩み苦しんでいる。だから俺は志願しみんなと一緒に死にたい。」と
そして出撃し帰らぬ人になりました。無線で特攻の様子を聞いていた上官たちは「特攻は簡単ではないな。でもまたすぐに補充がきくからな。」との言葉には驚きました。感覚が麻痺していますね。戦争指導部の腐敗が見れました。
2時間の映画でした。普通は運動した後の映画は眠るものですが、一睡もできない切ない良い映画でした。
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