本当に誰が当選するのかわからないー高知1区
日本全国1区の選挙区は県庁所在地にあり、別名「魔の選挙区」とも言われています。今回の高知1区は5人候補者が出ています。うち4人には当選の可能性があるからです。(敬称略)
橋本大二郎{無所属・新・元高知県知事)
福井照 (自民党・現・3期目)
田村久美子 (民主党・新)
春名なおあき(共産党・元)
桃田妙子(幸福・新)
各種週刊誌の当落予想では、西やんブログでもそうであるように、橋本大二郎氏優勢の○マーク{優勢)))がついていました。しかしそれはなんら根拠のある予想ではありません。
(西やんブログより引用画像。やや古いデータにもどづいております。)
ところが、最近の週刊誌の予想では△マーク(やや優勢)に変化しております。
最近ではこの△マークですが、田村久美子氏{民主・新)にもつくようにもなりました。また別の週刊誌では福井照氏(自民・現・3期)にもつくようになっています。
橋本大二郎氏は、県知事を4期されました。新人候補と言いましても「知事の4期16年は、代議士の4期目と同等」(田中角栄)という格言もあるようで、並みの新人候補ではないのでリスペクトがあったんでしょう。
しかし県知事では支持しても、代議士として支持するかと言えば話は全く別ですね。「支持できない。」「もうたくさんだ。」と言う声をあちらこちらから聞きます。動いている姿が見えませんし。当選後どういう政党と行動をともにするのかも不明確ですし。何をされたいのかも伝わって来ません。
当落予想
橋本大二郎{無所属・新・元高知県知事) △
福井照 (自民党・現・3期目) △
田村久美子 (民主党・新) △
春名なおあき(共産党・元)
橋本大二郎氏以外は政党の候補者ですから、小選挙区で惜敗しても、政党の得票総数によっては、比例区で「復活当選」の可能性が出てきます。福井照氏と田村久美子氏にはその可能性があります。
共産党の春名なおあきさんは各種調査では無印ですが、全然無印というわけではありません。手堅い組織票が1区には1万5000票程度あるからです。最近の「格差社会」への怒りと「蟹工船」ブームを取り込み無党派層、とくに若者層を引き込めば、浮上の可能性はあります。
2006年の第1回目の小選挙区では共産党の山原健二郎さんが当選しましたし。共産党も高知市では自力があります。市議会議員は8人、県議は3人いますし。
接戦ですので、少しの風の触れや、陣営の落ち度などで当落は入れ替わることでしょう。わたしは特に誰を応援するとか、「意中の候補者」がいるのではありません。でも予想が立てにくい選挙区事情にはとても興味があります。高知1区は予想屋泣かせでしょう。
ですので有権者は棄権をせず、必ず8月30日は投票へ行きましょう。小選挙区と比例代表の2票を国民として行使し、日本の政治を決めましょう。今回は体制選択選挙ですので。実に面白いからです。
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