そのまんま東は国民をバカにするな!
そのまんま東は宮崎知事選挙に出馬した当初は組織も金ない「泡沫候補」と見なされていた。しかし当時の彼のサイトを見ると結構勉強した形跡があり、政策もしっかりしていました。でもそれは地方政治レベルのお話。
今回の「自民党をどげんとせんといかん」騒動は、同考えても2005年の小泉純一郎の「自民党をぶっ壊す」の2番煎じであり、真似事にすぎない。そのまんま東から独自の国家観、国際感覚などが見えて来ませんし。
前回の「ファシスト議員」の中山前国土大臣が的外れな「日教組攻撃」で議員辞職したときも、「自民党の救世主」として国政へ出馬したかったのである。現地はどうなっているかと宮崎日日新聞のサイトを見ました。
知事、最後の本会議? 任期全う求める声も(宮崎日日新聞)
記事の中では「武井俊輔議員(愛みやざき、宮崎市区)は、条例案の賛成討論に立ち、本紙の緊急電話世論調査で国政転身に63・0%が反対する一方、支持率は82・7%に上ることを示し「知事は宮崎のために頑張ってもらいたいとの思いを感じる。条例が置き土産にならないことを切に願う」と涙ながらに訴えた。」とあります。
ローカル事情の詳しいことはわかりませんが、国政への転進には県民の6割が反対し、期待度は8割とか。複雑な宮崎県民の心情が表れています。
仮に自民党のリーダーになるのであれば、今回の総選挙で勝利し、来年の参議院選挙で大勝して国会で安定多数を得ないといけない。それには国家をどうするという政策が必要であり、経済・外交への展望が語られないといけないはず。
「地方分権を自民党がのんだら支持し、その一員になる。」というのは方便である。選挙のために自民党は飲むだろうが、選挙が終わればそのままだ。
そのまんま東が宮崎県知事を辞職し、自民党の手先になったところで、国と地方との関係は「そのまんま」。政権政党を甘く見てはいけない。権力を保持するためにはどんな手練手管を使ってもやるでしょうし。
国会議員ももう少し自分の仕事に誇りとプライドを持っていただきたい。「国士」と言う言葉は死語に近いが、「国を想う。憂う。」ということを真剣にしていただきたいのです。
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