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2009.07.27

共産党と社民党は合併すべき

  2大政党化が顕著になり、今回の総選挙では「自民惨敗ー民主大勝」の流れが出たようです。今回は「なにがなんでも政権交代」「自民党はもう嫌だ」の流れは変えられようにありません。

 そのなかで他の政党である公明党、共産党、社民党はどうなることでしょうか?

 東京都議会選挙で実証されました。公明党は候補者全員当選しました。共産党は15議席が9議席と「惨敗」しました。社民党は議席を得られませんでした。伝統も歴史もある左翼政党2政党ですが無残なものです。

 公明党ですが今回の総選挙は自民党と共闘するふりをして、民主党との提携の道を検討しているはずです。そのためには議席を減らさないことが肝要です。そこはなんだかんだ言っても手堅い組織政党です。

 共産党も社民党も総選挙では「微増」の予想。社民党が1桁台。共産党は2桁行くかどうかの瀬戸際。伝統ある組織政党が「泡沫政党」なみの議席しか得られません。小選挙区の怖さであります。文句を言っても仕方ありません。そういう選挙制度になっておりますから。

 国民各位は民主党に満足するかと言えばそうではない。自民党はもう絶対に嫌だから民主党にしてみようというだけ。早晩嫌気が出るでしょう。

 その場合に「護憲」「平和」「暮らしを守る政党」「国民の味方」の政党が必要です。社会主義のありかたも再評価されてきています。

 共産党と社民党は合併すべきです。それぞれ歴史があり対立もあり意地もあるでしょう。でも党外者から見れば、それほど主義主張に代わりがありません。きっちりした市民運動に冷たい{旧社会党は極めて市民運動に冷たかった)、{共産党は組織拡大ばかり強調してまじめに連携をしなかった)歴史を猛反省して合併していただきたい。

 というのはファシストである安倍晋三氏が強行採決した「国民投票法案」があるからです。民主党でも憲法改正論者は多数派でありますし。自民党の改憲勢力と連携すれば国会で審議され3分の2の賛成で「憲法第9条2項改正決議」が可決される可能性が出てきます。

 民主党の1部にも「護憲派」がおります。自民党にも少数ですがいます。きちんとした「護憲政党」ができれば政界再編の核ができると思います。

 憲法の精神を生かし、平和外交の推進。環境保全型社会。地域の特色を生かした社会。高齢者と子供たちに優しい社会。北欧型の福祉社会の実現。教育費と福祉の充実した社会は多くの国民が望んでいます。

 その国民政党の「核」は共産党と社民党の合併政党なのです。意地を捨てて日本国民のために1歩を踏み出すのか。それともお互い意地を張り続けて「泡沫政党」であり続けるのか。瀬戸際ですね。

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