小沢一郎氏が高知市に来ました
民主党大躍進の立役者である小沢一郎代表代行(選挙対策本部長)が高知市中央公園へ来られました。午後2時に3区のいの町にて街頭演説していて、3時に高知市に来られました。
全国的には「民主の風」が吹くすさんでいますが、こと高知県では民主党高知県連の組織の弱さもあってか、小選挙区で「当確」予想が出ている候補者はおりません。それもあり、高知へ「気合」を入れに来たのでしょう。
8月20日に民主党の菅直人代表代行も高知市へ来ていましたし。24日は岡田幹事長も高知市へ来られたそうです。本格的に党本部もてこ入れをしています。
小沢一郎氏といえば、2004年の参議院選挙の時に高知市へ来られていました。このときは自民党の現職を新人の広田一氏が破り当選していました。
、高知市中央公園では「小沢一郎さん見たさ」の市民が多く午後3時前から参集していました。
高知1区の候補者田村久美子氏はステージの上に居ましたが、集会の進行役の大石宗県会議員はただひたすら「小沢一郎代表代行はまもなく到着します。」「今しばらくお待ちください。もうすぐ到着します。」と大声で繰り返していました。
せっかく1区の候補者の田村久美子氏も、県連代表の武内則男氏も揃っているのですから、「真打」の小沢一郎氏到着までに、民主党の政策やマニフェストをスピーチすればいいものを。なんだか時間がもったいないと思いました。
「小沢一郎代表代行が到着しました!」と司会の大石県議が叫んでいます。するとステージ付近から現れると思われた小沢一郎氏は、なんと後方の帯パラ付近から登場。つめかけた聴衆と握手をしながらの登場で意表をつきました。
結局ステージに到着するまでに10分程度かかりました。
「今日は高知1区の田村久美子君を勝たせるために来ました。選挙もいよいよ今日明日です。どうか皆様のお力で田村君を国会へ送り出してやってください。」
「政治は政治家のものでも政党のものでもありません。国民の生活が第1なのです。皆さん2年前の参議院選挙でわたしたち民主党の訴えが国民の皆さんに支持され、自・公政権にNOをつきつめました。
年金の無駄、役所の勝手な無駄遣いは自公政権では収まりません。そのうえ年金の支給額は減らされる。医療費の負担は増える。高齢者はいらないというばかりの後期高齢者医療制度。次々と導入してきました。」
「自公政権は自由競争で市場原理を働かせて経済成長さえすれば、すべてうまく行くように小泉・竹中は言い続けて来ました。
ところがどうですか。10年足らずで日本は世界に例を見ない格差社会、不公正な社会になりました。
麻生氏はその小泉・竹中と同様に景気さえ回復すれば生活は良くなると彼らの政策の焼き直しを言い続けているだけです。」
「3年ほど前至上空前の利益を上げていた大企業(一部の大企業と規制緩和を悪用して儲けた企業)がある一方で、国民の所得は下がっていたのです。特定の人だけが得をする社会であってはいけないのです。民主党は皆が等しく富を配分する。国民の生活が第一ということはそれを実行します。」
「地方を廻っていますとどこも衰退しています。私の出身地の岩手もそうです。自公政権のもとで地域は衰退したのです。皆さん必ず8月30日は選挙へ行ってください。民主主義は多数派にならないと政策は実行できません。
自民党や公明党に投票して政治を批判してみ無意味です。また選挙を棄権して批判しても駄目です。30日は民主党候補者に必ず投票してください。そして」政権交代させましょう!高知でもその波を起こしましょう。」
ということで小沢一郎氏は次の日程があると言うので退席されました。
田村久美子氏はこういわれました。
「残すところあと2日です。今回の選挙で政権交代を実現させましょう。
わたしは公認候補になってから町々を歩き、人を知り地域を知り、暮らしを知って来ました。今回で政権交代を実現させることでわたしは3つのことを実現したいと思っています。」
「1つ目は社会保障制度の再構築です。後期高齢者医療制度と障害者自立支援法は廃止します。安心して国民が暮らせる「セーフィティ。ネット」として社会保障を確立させます。」
「2つ目は、経済の再建(日本経済・地域機経済)です。そのために自公政権のような「上から目線」ではなく生活者に配慮した支援策を実行します。子育て支援のための子供手当て。高校授業料の無料化。ガソリンに上乗せされている税金も撤廃し、経済活動を支援します。
「3つ目は高知の元気を取り戻します。国と地方のあり方を見直し、地方分権を推し進めます。皆さんと一緒に勝ち取ることでつかみたいのです。皆さんどうか私を勝たせてください。」と田村久美子さんは言われました。
聴衆は24日に麻生太郎首相のときの2000人とだいたい同数ではなかったかと思いました。会場で黄英信(ファン・ヨンシン)さん、猪野伸一さん、西田政雄さんに会いました。
全国的に吹き荒れている「民主の風」がこと高知県では弱いので小沢一郎さんは選挙対策総本部長の立場で高知県連に「気合を入れに」来たのでしょう。
その成果は30日に明らかになるでしょう。どうなるのでしょうか?
田中角栄ー竹下登という選挙に強い「先輩」に並び称される小沢一郎氏の選挙戦略。民主党が「全国で1番弱い」とされている高知へどのような効果が出ることでしょうか?
結果は日曜日の8月30日に出ることでしょう。
yahooニュースによりますと小沢一郎氏は衆議院解散後の初の街頭演説が高知であったようですね。
民主・小沢氏 衆院解散以来初の街頭演説 高知の2カ所で (毎日新聞)
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