新聞・TVは適切な報道をしているのか?
昨日高知で発売された週刊ポスト9月4日号。そのなかの36ページに「大新聞・TVが「選挙CM&広告」の血税200億円に群がっている。 さっぱりわからない読者無視の「選挙報道用語」はそのせいだった。」は興味ある記事でした。
「不況で広告収入が落ち込んでいる中での選挙は本当にありがたい。税金で通常より高い料金を払ってくれるのですから。」(地方新聞広告担当幹部)
「選挙前の1ヶ月間はCM枠が次々に埋まってゆく。それに選挙の投開票番組は視聴率が取れるから、一般のスポンサーも集まりやすい」(キー局の政治記者)(P35)
公職選挙法の規制があるから、勝つ、負けるの予想はできないとのこと。ですので「接戦」「互角」猛追」「追い上げ」の表現はどうなっているのかわからない。
「追い上げ記事を書いてくれ」と優勢な陣営から依頼されることもあるという。
注目されるのは以下の表現ですね。(P36の週刊ポスト記事の全面引用)
この政治部OBによると、選挙報道には「優位」「先行」「有利な戦い」「水をあけ」「抜け出し」「逃げ切りか」までは、「当選確実」で、「接戦」や「互角」「横並び」とある場合は「先に名前が出て来る候補者」がリード。
「猛追」は逆転の可能性があるが、「急追」「懸命に追い上げ」「追う」は、「追いつけそうにない」の意味。
「今一歩」は絶望的なのだという。
さすがは週刊誌は「野良犬メデァ」であります。
皆さん新聞各紙の「選挙区展望記事」を詳細に読み直しましょう。蛍光ペンなどを持ち、これらのキーワードにマーキングし、そして「行間」を読みましょう。
現代国語の読解問題と考えたら読み取れるかも。
政党の広告の横で、選挙記事や政策検証記事があったらなんかしらけるのは、そうした事情があったからだそうです。「なるほど」そんなこともあるのかと妙に納得いたしました。
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