集団的自衛権はナンセンスだ
自民党の防衛問題を検討する会合が、「集団的自衛権の行使」と「武器輸出の解禁」を声高に訴えているようです。全くばかげた議論です。
北朝鮮からアメリカへ向かう弾道ミサイルを日本が打ち落とすために集団的自衛権行使が必要であるとか。超大国アメリカはそうならないためにちゃんと手を打っているでしょうし。わざわざ日本頼るほどやわな国ではありません。
武器の輸出などとんでもない話ではないか。欧米向きに自動車や家電が売れないから武器を世界上に販売して景気の浮揚を図るとか。実に馬鹿げています。ごく一部の輸出依存型企業を救うために馬鹿げた行動をとるべきではありません。
日本経済の6割は個人消費です。特定軍事需要は特定の企業しか潤いません。日本がなすべき国際貢献はアフガンでのペシャワール会のような農業普及や灌漑事業などです。安易に武器を輸出しその武器で殺し合いをする。そうなると国は再建できません。
ソマリアの海賊が問題になっています。ソマリアも超大国が介入し、政府機能がめちゃくちゃになり、内乱状態になっているのでしょう。武器輸出大国の武器がそこで使用され、治安は安定しません。
金儲けだけで、後のことを考えない輸出産業の「代弁者」の言いなりになってはいけません。対米追随者であり、ネオコンの手先なのですから。
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