« 憲法9条・25条路面電車 | トップページ | 暑中お見舞い申し上げます »

2009.08.06

北朝鮮外交のしたたかさを日本も見習うべき

  いやはやアメリカの特使としてクリントン元大統領が北朝鮮に乗り込み、「病気療養中」であったはずの独裁者金正日氏と面談。表向きは韓国系米国人記者2人を釈放してもらい連れ戻した。

 アメリカ政府は「私的な訪問であり政府はなにも知らない」と公表したが、北朝鮮側は国賓網の待遇をクリントン氏に行い「会談はとても有益であった。」と大宣伝しているではありませんか。「6カ国協議」を無視し、まんまとアメリカと2国間協議に持ち込んだ北朝鮮のしたたかさには、ある意味関心しました。

 それにひきかえ自民党の「防衛族」の皆さんたちの時代錯誤というか、無能さには呆れるばかりだ。「北朝鮮の弾道ミサイルがアメリカ本土へ向かう場合は日本は打ち落とす必要がある。」「集団的自衛権行使を明文化すべし」「武器輸出をどんどんやるべし」などと好戦気分を高揚している。

 防衛大綱:集団的自衛権「行使可能に」 武器輸出三原則緩和も--安保防衛懇報告書(毎日新聞)

 ほかならぬ同盟国アメリカの失笑を買うような発言。日本なんぞに守ってもらわなくても世界の米軍ですし。打ち落とす余力はアメリカにはありますでしょう。

 だいたいこんなばかげた議論をしているから日本は北朝鮮にも「なめられる」のでありますね。

 先日の田母神敏雄氏の「防衛漫談」は面白い話でした。それはあくまで漫談であって、日本がとるべき現実的な選択ではありません。吉本の芸人より田母神さんは話術が得意であるからです。

 今回のクリントン氏の訪問が実現するためには、何ヶ月もしたたかな交渉があったはずです。米国から特別機が直接北朝鮮へ乗り込んでいます。北朝鮮は領空の通過を許しています。多分その飛行機にはスパイする機器が満載されていて、北朝鮮の国土の写真撮影を大量にしているはずです。

 飛行ルートや滞在方法など緻密な交渉が行われたはずです。明らかにアメリカと北朝鮮は国交樹立交渉に向かっていますね。その場合の障害は「核保有国として処遇する」か「リビアのように核開発を放棄させるか」の選択肢でしょう。

 リビアの場合は隣国に中国もロシアもいませんでしたし。リビアは核開発を諦め、西欧諸国の外貨を導入し、経済発展しておりますし。その場合は北朝鮮は複雑ですね。

 直前におこなわれた中国とアメリカの2国間交渉が鍵でしょう。こうなるとつくづく日本の外交の無能さ、自民党「防衛族」の世間知らずさを感じ、「やれやれ」とこの暑さのなかでため息ばかりでますね。

|

« 憲法9条・25条路面電車 | トップページ | 暑中お見舞い申し上げます »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮外交のしたたかさを日本も見習うべき:

« 憲法9条・25条路面電車 | トップページ | 暑中お見舞い申し上げます »