小沢一郎氏の真価は?
今日民主党鳩山由紀夫内閣がスタートします。選挙による政権交代を戦後初めて実現しましたし。前途多難ですが、それはいつものことですね。
さて今回の衆議院選挙大勝の立役者は小沢一郎氏です。3月ごろ西松建設問題で秘書が検察へ引っ張られて時は、政治生命は終わりなのかとも思いましたが、なかなかどうしてしぶとく復活し、麻生内閣を打倒しましたから。豪腕は健在ですね。
高知へ地元候補者の応援に来たときも特長がありました。
「演説よりも聴衆とのふれあい、握手を大事にする人である。」
「演説は政策をあまり語らず短めにわかりやすく話す。」
「人の演説は聞かない。聞きたくない人」であって、散々聴衆を待たせて、握手をして登場するのに時間がかかり、短い演説が終われば、さっさと帰る。という変わった政治家。
確かに握手などのスキン・シップは大事。今回大量当選した民主党新人議員も「小沢チルドレン」として辻立ちとどぶ板と握手作戦を仕込まれていることでしょう。「風」だけでは当選できるほど小選挙区は甘くはないからですね。
従来民主党と言えば、松下政経塾出身の頭でっかちの理論好きが多かったようですが、小沢氏が徹底的にしごいて、どぶ板をやらせたようですね。一皮むけたかもしれません。
自民党の支持組織をひっくり返したり、しておりますし。それも日常活動があればこその話ですね。
なんだか田中ー竹下時代の自民党に民主党がなったような感じもします。でも長い野党生活をした小沢一郎氏。こちらも一皮もふた皮もむけた感じもしますね。
参考記事 「小沢一郎さんはどう動くのですか?」(平野貞夫氏・談・2004年7月収録)
この2004年の参議院選挙。小沢一郎氏が広田一氏の応援に来られ、初当選。来年改選時期になっています。現在広田氏は無所属です。民主党へ入党するのかどうか検討されているとか。9月27日の高知県連大会までに去就が明らかになるでしょう。
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