「キクとイサム」映画会のお知らせ
戦争を知らない子供たちに送る映画会第3弾(田辺浩三氏主催)は「キクとイサム」(今井正監督・1959年・大東映画)です。
会津磐梯山を背景に、黒人混血児の姉弟を叙情的に描き、この問題を社会に訴えようとするもの。主役の二人には何人かの候補者の中から東京荒川の小学六年生と横須賀の小学四年生が選ばれ、今井監督のもとで俳優としての訓練をうけた。水木洋子のオリジナル・シナリオを、「夜の鼓」以来ひさびさの今井正が監督した。撮影も「夜の鼓」のコンビ・中尾駿一郎。(gooの映画解説より全面引用)
戦争の落とし子である混血児がテーマ。差別の残る農村で祖母と暮らす姉弟の暮らしは大変であったと思われます。
しかしこの問題は過去の話ではまもなくなくなると思います。日本は少子高齢化が急速に進んでいます。今後は移民を年間20万人程度受け入れる社会になるでしょうし。その場合に残る差別意識をどう克服するのか。近未来の問題でもあるようです。
またこの映画の合間に2人のスピーカーが講演します。大戦中少年兵であった大川愛郎(よしお)さん。戦争体験をしっかり語れる数少ない人。軍隊生活の異様さ、当時の軍国主義教育についてお話をしていただきます。お元気な高齢者代表です。
大川愛郎さんに関するブログ記事です。
田辺浩三さんの娘さんである小夏さんも「戦争を知らないこどもたち」の代表としてお話をしていただく予定だそうです。
「キクとイサム」映画会
(日時) 9月20日(日曜日)
(上映時間) AM10時 PM0時15分 PN2時半 PM6時
田辺小夏さんと大川愛郎さんの講演4時15分~
(場所)高知市龍馬が生まれたまち記念館
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