アジアの対立こそが米国の利益なのだ
誤訳され、内容が短縮された民主党鳩山党首の論文が、アメリカ政府高官や、対日政策担当部署の高官の「懸念」を呼び、アメリカ得意の揺さぶりを、新政府発足前にかけている。またブーメランのように日本のマスメディアが十分な検証なしにアメリカ翼賛報道をしているようです。
消えぬ米の不満 アジア重視の『鳩山論文』 (東京新聞)
今回連立を組むであろう民主党、社民党、国民新党が巨大な米軍基地のある沖縄では、基地存続を掲げる自民党候補が全敗し、小選挙区は3党の候補者が当選。比例区は共産党が当選しました。
最近アメリカ政府高官が米軍基地問題で鳩山民主党に揺さぶりをかけている理由は沖縄の現実でしょう。、連立3党が小選挙区で揃い踏み当選した沖縄の現実が米国政府に脅威を与えているのです。普天間基地のある沖縄2区は社民党候補が当選しておりますし。
下地幹郎氏(48)=国民新・前(1区)
照屋寛徳氏(64)=社民・前(2区)
玉城デニー氏(49)=民主・新(3区)
瑞慶覧長敏氏(50)=民主・新(4区)
赤嶺政賢氏(61)=共産・前(比例)
ただ「ざっとした」(粗雑な)アメリカメディアの対応もあったようですね。
鳩山論文、米通信社が省略して無許可転載か(yahooニュース)
一部「誤解」があったとは言え、アメリカ政府の本音が見えましたね。やはりスーツの下には鎧をつけています。
1)アメリカは日本がアメリカの「許可」「保護監督下」以外に、中国や韓国、アジア諸国と友好親善関係を構築することは心底望んでいない。
2)アメリカは日本と中国や韓国を対立させ、相互がアメリカに依存する関係こそがアメリカの利益であると思い込んでいる。歴代の自民党政府、とくに小泉純一郎はアメリカに従属することが国是としていました。
3)在日米軍基地は、日本を北朝鮮や中国の脅威から守るためにあるのではなく、アメリカが日本を軍事占領するためにあるのである。その点を日本の左翼も右翼も忘れているのではないか。
4)アジアでアメリカの1番の脅威は日本である。
5)日本の人民が平和的な投票行為で政権交代を実現した。アメリカはとやかく因縁をつけることをやめなければ、日本国民に反米感情が燎原の火のように拡大するでしょう。アメリカはそれを恐れないといけない。
小泉純一郎はアメリカに日本人の資産を譲りわたしただけでなく、日本人の心まで破壊しました。社会制度まで破壊しました。国家反逆罪で逮捕し、極刑にすべきではないかと思います。
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