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2009.09.09

多神教信仰で行こう

 日本には、800万の神様がいるといいます。そういえば子供の時には、雑草や、虫たちや、遠くの山々や、夜空の星にも神様がいると勝手に信じて手を合わせて祈っていた。いたるところに神様がいるという世界観は日本人には自然にある。

 除夜の鐘をお寺で聞き、年が明けたら神社に初詣にいく。クリスマスも勝手に祝う。結婚式は教会で。お葬式は仏式で執り行う。よく日本人は宗教心がない。とか未熟であるとかキリスト教に影響を受けた人から言われることがたまにあるが、さにあらず。進んでいるのです。

 1神教や、原理主義の弊害は数知れない。相手を全否定するから争いに終わりがない。和がない。日本では1神教はそぐわない。キリスト教も、マルクス主義も広がらなかった。 唯一の例外は戦前の天皇制近代国家でした。

 明治の初め2年間西欧諸国を歴訪し、各国の「ええとこ取り」して急遽こしらえた明治の日本国。ドイツ帝国を見本に憲法をつくり、ローマ教会を参考に1神教の真似て天皇至上主義の1君万民国家をめざした。

 ある程度は成功し、世界の5大国に短期間で上り詰めました。しかし歯止めが利かなくなり、無謀な世界大戦を仕掛けて結果国土は廃墟になりました。

 ですので、おおらかに、他者と共存する日本でいいのです。それが日本の本来の姿です。
Leininroshia
レーニンの考案した「民主集中制」という独裁政治も日本人にはそぐいません。異論の存在を認めない独裁主義は、人々を不幸にするだけです。

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