15年前の「南国道路」関連資料
先日事務所の片づけをしていましたら、古い資料を発見しました。
「高知南国道路・五台山道路景観検討委員会 平成6年8月」とありました。平成6年と言えば、今年が平成21年ですから15年も前のこと。西暦で言えば1994年となります。
確か当時の建設省土佐国道工事事務所から電話があり、「車を運転するドラーバーの代表として委員になっていただきたい。」とか言うことでなったような記憶があります。
南国道路というのは、高知自動車道の高知インターから分岐し、布師田を経て、高知県立美術館前を通過し、高須を経由し、絶海池(たるみいけ)を架橋し、五台山をトンネルで掘りぬき、南国市の高知空港へ行く高速道路です。
(絶海(たるみ)池から五台山の建設完成時のイメージ)
それで景観を慎重に検討しないといけないということで、当時の県立美術館館長や五台山竹林寺住職ら有識者が選ばれていました。わたしは当時は青年会議所は卒業していましたが、都市再開発セミナーを3年間開催していたこともあり、当時の建設省の人たちが知っていたのでしょう。
委員会は途中阪神大震災(1995年1月17日9をはさみ、1年間やっていたようです。キノコ型の高架道路(ピルツ工法)が阪神大震災で倒壊したので、工法を変えたとかの説明がありました。
南国道路は軟弱地盤ために高架の地下は30メートル以上掘るそうです。それだけの構造物をこしらえ、しかも景観に配慮するとか。さすがに国はやることが違うなと妙に関心したりしていました。
ですが今年に入り「凍結」された高速道路に指定されました。県知事らが復活折衝などして、再度工事が始まりました。bですのでなんか因縁を感じます。
五台山南側に一部高架が建設されていますが、高知インターからの分岐点や景観検討委員会で議論した美術館前や絶海池付近は全然高知はされていません。本当にこの道路完成するのでしょうか?
新しい民主党政権はどう判断するのでしょうか?高知県は「野党」の自民党議員ばかりですし、案外またまた「凍結」されるのではないかとも思います。
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