「伝える力」を読んで
「伝える力」(池上彰・著・PHPビジネス新書)を読みました。副題が「話す・書く・聞くー能力が仕事を変える」でした。ようするにコミュニケーション能力向上のための教科書でした。
池上彰氏と言えば、MHKの報道記者出身。長らく「週刊こどもニュース」の担当をされておられました。世界や日本の出来事をこどもたちにも理解できるように解説する。大変な仕事をされていた人でした。
「深く理解していないと、わかりやすく説明できない。」「教科書はわかりにくい」「謙虚にならなければ、物事の本質は見えない」「プライドが高い人は成長しない」「良い聞き手になるために」「自分のことばかり話さない」「相手のへえを増やす」
という項目があり「見出し」を見るだけでもっともな表題です。
「何かを調べるときには、「学ぼう」「知ろう」という姿勢にとどまらずに、全く知らない人に説明するにはどうしたらよいかということまで意識すると、理解が格段に深まります。理解が深まると、人にわかりやすく、正確に話すことができるようになります。」(P22)
相手の話を「聞く力」が特に大事である。聞き上手は、話し上手、説得上手であると。確かに頷くことばかりです。
コミュニケーション力をつけるためには、相手の話を良く聞き、「つかみ」を大事にし、手短に要領よく話す技術を磨くことですね。
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