問われる「紳士力」
男が高齢化社会に対応するためのキーワードは「紳士力である。」と何かに書いてあるのを読んだことがあります。確かにパソコンで「しんし」と入力しますと1番に変換されるのは「真摯」でした。真摯に誠実に生きることが特に男性には必要であるということです。
提唱している論者の主張は、「男性は企業社会の中での人間関係が主体。仕事も遊びもそう。地域社会とのつながりは希薄。定年でその人間関係がなくなったときに、地域社会に軟着陸できる人がなかなかいない。つい企業時代の調子で接すると地域の人間関係が上手くいかない。」
「女性の場合は地域社会とのつながりがある。ベテラン。男性が奥さんの深い付き合いにちゃんと敬意を払い謙虚に地域社会に入っていけるのか。まさに「紳士力」が問われるのです。」
男にとってはきつい社会となりました。企業が安定して定年まで勤め上げ、たっぷりの退職金と年金支給で悠々自適のリタイヤ生活。なんていうのはごく1部の大企業の役員ぐらいでしょう。公務員がそれに近いかも。
零細企業勤務の人間にはありえない話。しかも「人格改造」までしないと女性が主体の高齢化社会、地域社会で生きていくことも男には難しいらしい。
粗野なキャラクターのわたしとしてはとても難しい注文であると思います。
高齢化社会は女性主体の社会なのです。男性各位の紳士力がまさに問われます。
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