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2009.11.12

安売り競争はやめていただきたい

  物が売れないらしい。当たり前。わたなんぞは所得では「ワーキング・プア」状態であり、年金年齢からの支給額の想定でも「貧困高齢者」になることが確定した身の上。「快適な消費生活」「快適なリタイヤ生活」など望むべくもない。地方でできるのは公務員の皆さん方だけです。零細企業関係者は悲惨なものです。

 先日イオンで「880円のジーパン」を2着買いました。マイケル・ジャクソンさんの遺作映画の「THI IS IT」を鑑賞する前にのぞきました。安くしたからといって人々が群れて殺到しているわけではない。同じ日に同じ建物にあるユニクロにも行きましたが、そこでの値段が「高級品」に思えるばかりでしたし。

 「安売りは消費者」心理に影響を与えます。「もう少し後のほうがもっと安くなるから我慢しよう」ということになり買いません。ましてワーキング・プアのわたしなどは特にそうです。物は買いませんし、買えません。

 業界でもどんど安売りしてくる会社も出現してきました。でもいくら安くしても量は出ません。ばかばかしい限りです。

 環境や自然エネルギーにより産業構造を変える。「食事」「排泄」「睡眠」を確立し、人間の尊厳を保つ福祉の実施などが求められる経済ではないでしょうか。一部の大企業の下請けいじめとしか思えない「安売り」はいい加減にしていただきたい。商売にも「礼節が」必要であると思います。

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コメント

トッシーさんコメントありがとうございます。「貧者の知恵」というのはさほどありませんが、「良いものを吟味して購入する。」ことではないでしょうか。

 仕事であれば、他の競合相手と明確に差別できる「良いもの」を提供できる側にまわりたいものです。

 大手企業の「安売り」は、「自分だけ儲ければ良い」というエゴイズムであり、社会悪であると断言できます。

投稿: けんちゃん | 2009.11.13 07:42

商売にも「礼節」が必要。
まさに、その通りですね。
人が働く=人件費が発生するのは当然のこと。
880円のジーンズ。儲けがあるからこの値段なんでしょうが・・・生地代、縫製代、輸送費、イオンの売り場の人の人件費など。ジーンズなんで、丈夫でしょうから、デザインを気にしなかったら、何年でも持ちますよね。
製造業にたずさわりますが、不景気の中、取引先からは数社の間で「見積合戦」をさせられているようです。いま仕事がほしいからと、値段を下げすぎてしまうと、景気が良くなったときでも、値段を上げられない状況になるのが恐いのです。
また、旅行会社に勤める方に聞いたのですが、「予約しているツアーに、自分が新型インフルにかかって、ドクターストップがかかっても、キャンセル料が発生しますか?」とかいう、問い合わせがあったのだとか。旅行に行くも、自己都合でキャンセルになるも、旅行会社は仕事(手配)をしているのです。本当に「人件費」を安くもしくは全く考えてない証拠です。腹立たしい!
不景気で、消費者が「安いもの」にしか興味を示さないのも、生活がかかっているから仕方のないことです。
でも、私は「安すぎるものには裏(悪いもの)があるかも」と思うようになりました。食や化粧品などに関しては、健康を害する恐れもあるから特に疑います。
消費者も「人が働く=人件費」と考えられるといいのに、と考えます。

投稿: トッシー | 2009.11.13 00:02

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