やはり気になる白洲次郎
今日は思わぬ寒気の状態。冬仕様に身体や装備がついていけないので、夜須の海へ行く予定でしたが、日和見しました。身体が未だに夏仕様なのでついていけないのです。それに、昨日の「こがらし1号」が近畿に吹いたといいますが、西宮のハーバーで大阪大学ヨット部の派手な沈と救出劇を画像で見るとびびってしましました。家内からも「ヨットが壊れても修理代は出しませんからね」との駄目出しもありましたし。安全第1です。
ドライスーツなどの準備をして次回の休日に再挑戦することにしました。家の冬支度をすることに。ホットカーペットも出すことにしました。掃除をしたり片付けもしないといけないです。
それで今朝は読書に切り替え。「風の男 白洲次郎」(青柳慶介・著・新潮文庫)を読みました。著者は大学講師で国文学者。白洲正子氏の依頼で夫の白洲次郎氏に関する著作を書いたようです。聞き取り調査などは大変だったらしいが、白洲次郎氏の姿がよく描けています。
「役人の仕事なんか6ヶ月もやっていれば覚えられる」というのが彼の口癖だった。後年においても「役人はすぐ向こう側につくんですよ。アメ公側につくのが楽だもの。いまだに思いますけれども、これは日本人だなと思って、僕ら気を強くしたのは、内務省の役人でしたね。若い人で「殺されてもいやだ」というやつがいましたよ。
いちばんだらしのなかったのは外務省の役人。いちばん馬鹿だったのは文部省の役人なんだ。いまでもだいたいそうでしょう。」(「昭和政治経済史への証言」)P133
民主党が「脱官僚」をかかげた政権運営を目指している。敗戦直後も似たような状況のようでした。白洲次郎氏の思想性は今ひとつでしたが、政権運営の「気概」を民主党の皆さんは見習うべきでしょう。
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