年金定期便が来ました
社会保険庁社会保険業務センターというところから、「年金定期便」という大きな封書が来ておりました。自分の勤務記録とその当時の給与と厚生年金引き去り額が明示されています。究極の個人情報です。
わたしの場合は昭和52年に大阪本社の会社に入社、その後転職した記録もあり388ヶ月勤務し、厚生年金を払い続けているとのことでした。朝の5時半に起床し、7時過ぎから晩の7時まで働いてこの有様ですから。
これを見ますと仮に60歳の定年で仕事を退職し年金で生活できるのかといいますとまったく無理のようですね。61歳の支給額は月額で言うと、48000円程度です。65歳になると老齢基礎年金722800円が加算されると、ようやく月額支給が10万円を少し超えそうな程度です。
仕事世代で懸命に仕事をしてリタイヤ後は悠々自適な生活が送れるのかといえば、「ありえない」と思いますね。年金を支給される前に失業したりしますとますますそうなります。
また驚くのは年々厚生年金の引き去り額が増額していることです。昭和52年と同じ給与でも、引き去り金額はなんと「2・5倍」になっているです。これは酷い。
今まで32年間働いて給与が低いので、支払った金額は500数十万円。支給される金額は想定より遥かに少ない。しかも少子化で年々引き去り額が増えていますね。
小泉ー安部内閣時代に大企業優先政策を行い、格差社会をこしらえました。田舎で年金生活で悠々自適なのは採算度外視で給与が保証され、手厚い公的年金が支給される公務員だけでしょう。夫婦で公務員が言わば田舎での「勝ち組」なのです。
「負け組」の零細企業に勤務する労働者にとっては、老後も病気1つできません。今からより生活を節制しませんと。
この現実をみせつけられますと消費を抑えて、貯蓄するしかないですね。今でも「ワーキング・プア」なのに、老後も貧困な生活なのです。「夢も希望もありません。」本当に腹がたちます。この不平等な現実に。
八ン場ダムの人たちなんぞは注目されているのであれこれ言わなくても生活の保障はたとえ中止になってもあるわけ。ああした無駄な公共事業をしているから経済が疲弊し、国民生活が圧迫されるだけ。あれも実に腹立たしい。税金の無駄遣いの公共事業はすべてやめるべきです。
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