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2009.11.02

時間切れを促す質問はいかがながなものか

  衆議院予算委員会での沖縄問題のやりとりを聞いていて腹が立ちました。
 自民党の大島議員と、町村議員とがしきりに「普天間基地の移転をい決めるのか。ひたすら時間稼ぎをするのは、「アメリカにも失礼だし、沖縄県民にも失礼ではないか」のような言い方をしていました。

 この発言だから自民党は先の総選挙で大敗したのです。現実に沖縄選挙区では1人の自民党議員の当選はありません。沖縄県民の意志はこれ以上の基地負担はNO!なのです。

 基地の県内移設に強硬に反対していた太田知事が知事選挙で落選し、保守系の稲峰氏が知事になったのは、基地は嫌だが、失業はまだ嫌だ。自民党に期待しようという切ない県民の意向が当時は働いていました。

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しかし2000年以降の特に小泉首相時代は、沖縄をないがしろにし、2006年に辺野古に移転先を決めたというのも、アメリカの海兵隊ヘリが墜落炎上したからです。しかもブッシュ大統領のアメリカ1国主義の軍事優先の米軍再編によるものでした。

 保守系の現在の仲井間知事にしても日米両政府の合意案に抵抗する有様で、沖縄県と政府との合意なしに、沖縄の意向を無視して基地の県内移設問題が進んでいったのです。

 自民党政府の無為無策。沖縄軽視。対米従属の卑屈な外交姿勢こそが「諸悪の根源」でありました。

 したがって国会答弁で岡田外務大臣が「沖縄県民は米軍基地を県内移設することを進める自民党を支持しなかった。だから仕切り直しには時間がかかる。それをオバマ大統領が来るまでにとか、せいてはいけない。」というのは理があるのです。

 沖縄基地問題は仕切り直しです。そしてアメリカに強烈なプレッシャーをかけるべきです。広島ー長崎を訪問しないノーベル平和賞もなにもないでしょうに。

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