高知は2人の定数になる
昨年の総選挙での「1票の格差」が最高裁で審議され、「違憲判決」がでたようです。高知のように選挙民が少ない地域の代表よりは大都市部の代表を優先すべきであると言う論理である。
1票の格差:2倍「違憲」 「1人別枠」廃止、焦点に 与野党、意見集約難航か(毎日新聞)
記事によれば、鳥取・島根は小選挙区が1になり、県代表の衆議院議員は1人となります。高知県でも3人が2人になるのは確実です。このまま人口が増えなければ1人になることも近い将来考えられます。
「違憲」判決はなるほどそうだろうが、都市部と地方の「格差」はこれではますます拡大するのではないか。また都市部の「身勝手」さを地方へ一方的に押し付けることも政治の世界、国政の世界でますますひどくはなりやしないか。
つまりさんざん都市部で電気を消費しているのに、原子力発電所の「安全な」(原子力発電環境整備整備機構の言う)高レベル放射性廃棄物を地方へ捨てようと言う発想はいかがなものか。安全なら都市部で処理すればいいのであります。
投票率の格段に低い都市部の代表よりも、高い投票率の地方の代表が価値があると言う評価はしないのか・また面積ごとの配分や、森林化率での配分も考慮に入れるべきでしょう。
そういう意味では、今回の「違憲判決」は大都市部の身勝手さがより国政の場で助長されることになるのではと心配するばかりです。田舎の人間はそう思います。
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