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2009.12.23

天皇誕生日へのGHQの仕掛け

 今日は今上天皇陛下の誕生日です。76歳になられたとか。お元気なうちに韓国や中国、アジア諸国への友好親善の旅をしていただきたいと思います。ぞれを実現するのは政治の力であり、日本国民の平和への意識の高まりでしょうか。

 両陛下の強い意欲で実現されたサイパン戦跡への慰霊の旅。強く平和への意志を持たれておられると思います。

 1948年(昭和23年)12月3日、いまから62年前に巣鴨拘置所に勾留されたA級戦犯である東條英機以下7人が絞首刑になった日であります。皇太子の誕生日であることをGHQも知っていたはずです。天皇に即位すれば誕生日は休日になることも知った上での措置であったと推定されます。

 しかし昭和天皇がご長寿でその日から41年間も在位され、またその間に日本も経済成長し、先進国になり、敗戦の痛手を克服しました。長い月日の経過は、1948年当時のGHQの意図や仕掛けを無意味にする時間でもありました。

 ですので東條英機らが処刑された翌日、A級戦犯岸信介がアメリカCIAの工作で巣鴨拘置所から釈放され、しかも多額の政治工作資金も供与され、対米協力の政治家としてスタートした歴史的事実も又忘れられています。


 岸信介は日本の傀儡国家満州国の建国や運営を仕切っていた高級官僚の1人でした。民間人で処刑された広田弘毅同様にA級戦犯に値する人物でした。GHQは戦犯容疑を不問にし、そのかわり、アメリカに何かと楯突く吉田茂氏の対抗勢力として、岸信介を利用したのです。

 そういう曰くがあることもあり、岸信介の政治姿勢は一貫して「対米従属」路線でした。後日岸信介が首相になり、1960年に日米安保条約を改訂したことを忘れてはいけません。

 最近外交機密文書が公開され、当時の外務省の担当者が証言しているように、米国との「核密約」は存在しているのであり、それを隠し通し、嘘をつき続けてきた歴代自民党政権の罪も重いのです。

 特に2000年以降続いた自民党政権は岸信介のDNAと政治的末裔である「清和会」系の首相が続きました。森ー小泉ー安倍晋三(岸信介の孫)ー福田は、「対米従属」を国是とした岸信介の後継者でありました。

 今日米軍普天間基地移設問題での米国政府の居丈高な対応は、「対米従属外交50年」の歴史的経緯と、岸信介の影響を考えれば頷けるものであると。

 年末の天皇誕生日は、師走の慌ただしいなか、こうした日本の戦後史を振り返る意味でとても大事な祝日であると思います。

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