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2009.12.03

西武の跡地がパチンコ屋では高知はおしまい

  高知市の中心地播磨屋橋交差点東南角地のとでん西武百貨店跡が更地になって久しい。県外の不動産資本が購入し「商業施設」を建設するけいかうこそどぇたものの、昨年来の不況であえなく頓挫。結局大手パチンコ資本に売却したとか。

 購入した人が合法的になにを建設しようが原則自由ではあるが、中心市街地で、「高知といえば播磨屋橋」といわれている「有名地」であるので、それなりの「公共性」もある。県民の関心も高い。

 商店街がシャッター通りになり、そこへパチンコ屋やゲームセンターが出来ると賑わいがあるが、なんか荒れてくる。商店街の文化がそこだけ「途切れる」ような感じになる。金融機関も同じ。土日は閉まっているし、活気を失わせる施設。

 パチンコ店も金融機関も合法的な施設には間違いない。ではなにが問題になるかといえば、「配置」であろう。商店街には商店街の秩序と色合いがあり、それらの施設が配慮なしに出てくると商店街自体が衰えてしまう。

 はりまや橋パチンコ店問題は、まさにこの事例にあたる。県庁も市役所も危機感がない。お金がないのが大きな要因であるが、ここにも「都市計画不在」のまちづくりの弊害が出ました。

 高知駅前に巨大な「見世物小屋」をこしられるのであれば、はりまや橋をなんとかしろよと県知事と高知市長には申し上げたい。銀座へまるごと高知店舗を出すよりも、高知市の中心街をなんとかしろよ。とも言いたい。
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 写真は高知駅前に建設中の巨大な「見世物小屋」。大河ドラマ「龍馬伝」関係のものらしい。

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