軍県高知の歴史と向き合うべき-再投稿
以前ブログに掲載した記事では有りますが、「龍馬伝」も始まり、にわか竜馬ファンが増えています。それは悪いことでは有りません。でも歴史をふりかえるのであれば、きちんと振り返る必要があると思います。野田正彰氏といえば「極論」が好きな高知出身の精神科医師であり評論家の人だとましたが・・それで再投稿します。
先日高知出身の精神科医で評論家の野田正彰氏は、驚くべきことを話されました。
「龍馬伝であるとか、高知は自由民権運動の里であるとか一部に言っている人がいます。とんでもない話です。120年ぐらい前は1部そういう傾向もあったでしょうが、その動きをすべてつぶし、戦前戦中は日本有数の軍国県であったのが高知県です。
山内家が海南中学をつくり、そこから輩出した陸海軍関係者は人口比で言うととんでもなく多かったのです。事実昭和の初めに高知で植木枝盛の本を高知で出版しようとしていた青年は妨害され出すことが出来ませんでした。それが「自由な土佐」ですか?
100数十年前のいいとこどりと、途中の軍国高知を飛ばして今にひっつけた観光振興はおかしいと思いませんか。」
会場で配布された名簿を見ると高知県出身で陸海軍の将校になっている人は100人。人口比率で言えば高率です。その歴史と向き会わないと、龍馬伝どころではありません。
坂本龍馬だ、自由民権の土佐だと言って歴史を振り返らず宴会ばかりしても意味はありません。現代の高知県人の駄目なのは、高知県の歴史と、特に軍県高知の歴史と向き合っていないことであると思います。
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