高知には上士と下士が現存している
(高知の「特権階級」高知県庁本庁舎)
NHK大河ドラマ龍馬伝での第1回目で、「上士と下士」の武士のなかでの著しく酷い差別があったということが描かれていました。
上士が酒に酔い下士をからかい刀で切りつけ殺害してもおとがめはない。下士は上士が道路を歩けば道を譲り、土下座しないといけない。それをしなければ切殺しても良い。そういう身分差別が土佐藩にはありました。
あれはドラマで封建時代のこと、今の現代社会でそんなことはないと私たちは思い込んでいますが、さにあらず。ちゃんと身分差別はあるんです.歴然と。高知県には。
では高知で上士階級にあたる人達はどんな人達なんでしょうか?まず高知県庁職員はそうですね。なにかと特権が有り手厚く身分保障されている。自分たちを守るための強力な労組(県職労)までありますから。それと高知での有名所の企業主。これは上士。師弟を東京へ幼児の時から私立のエレベーター式の学校へ通学させ、大企業へ3年程度勤務させて高知へ戻って経営者になる。
昔英国の植民地であったインドの土豪階級の子弟は、オックスフォード・ケンブリッジへ通学させていましたのでその日本版。その階級の人達は、県や市町村の審議会や委員会の公職をほぼ独占し、相続させています。彼らが「県民の代表」であります。県庁職員とこの「上士」階級の「民間人」ですべての行事は進行しているのです。
「有能だ」と自他共認める県庁職員の意識は民間人と言えば、こうした公職についている人達と、東京の大企業の人だけなのです。わたしたち県民は断じて「民間人ではありません。」。単なる「県民」なのですから。
県庁職員にとりましては県民とは「指導監督」する存在であり、決して県民の意見が県政に反映されることは藩政時代にもありえなかったし、現代社会でもありえません。
県民の意見は「苦情」であり「雑音」なのですから。そう思えば無視されても腹がたちません。
参考記事 県民を排除する「ぷらっとこうち」なるものについて(資料)
16日に「竜馬博覧会」とかで、高知駅前の2億円かけた「大きな見世物小屋」がオープンしたようです。でもしょせん「現代の上士階級が演出する坂本龍馬」にすぎません。すぐに飽きられることでしょう。拝観料500円を支払県民が見学に行かれる人はおらんでしょう。行かれる人は奇特な人。
そんな見世物小屋よりも22日に東京銀座でオープンする「銀座めざマルシェ」のほうが気になります。
上士階級が仕切る銀座での高知県アンテナ・ショップ。現状では「無用の長物」であり、「税金の多大な無駄遣い」になるようです。
| 固定リンク
コメント