勝谷誠彦氏講演会を聴講
25日は高知法人会主催の新春講演会に参加しました。講師は勝谷誠彦氏(コラムニスト)。演題は「3度目の改国は実現するのか?でした。
一応法人会の会員ですが、会費だけ払うのもなんだしと思っていました。講演会は「良き経営者を育てるために、会員を支援するためのもの。会員以外の市民にも来ていただく公益性を持っている」と法人会の役員の方が最初に言われました。
司会者がしつこく写真撮影、録音、録画はダメであると言いますし、法被を来た法人会のメンバーが隅々に立っているので講演会の様子は撮影だけませんでした。
勝谷氏はテレビで見たままの気さくな人。長く文芸春秋社にいたようで、「野良犬メディア」の権化であるようでした。特に大手マスコミ、テレビ局を嫌っている。
「皆さんかれらこそ談合の極み。警察や官公庁の情報を垂れ流しているだけ。私の現役時代も今も、官公庁や首相官邸での記者会見に記者クラブの会員社以外は入れない。実に排他的。マスコミが権力の犬になっています。こんな制度がある国は日本と韓国だけです。」
第3の改国と異うのは、明治維新、大東亜戦争の敗北、昨年の政権交代。140年のあいだに3つも波があり日本は乗り越えてきた。高知といえば坂本龍馬。この人は、「インターネットのような人」でした。集落やせいぜい藩単位でしか物事を考えられない人が多いなかで、脱藩し蒸気船を操り、情報を集め交易をしえちました。
ですのでマスコミの情報を鵜呑みにしない。「メディア・リテラシー」が大事なのです。
わたしは民主党の肩をもつわけではないですが、まだ4ヶ月目です。大手マスコミが検察のリークで、小沢氏を悪者扱いして叩く姿はおかしいと思いますね。
それから「普天間基地問題」。アメリカは全然気にしていません。日本人は「辺境の民」だから人の顔色ばかりみつ癖がついている。そろそろ自分お頭でこうぜよと意見を言わないと。坂本龍馬はそれができました。「坂の上の雲の」ひとたちも自分で考え実行し、やりとげました。
1時間半の講演でしたが、面白おかしく、しかも鋭い講演でした。ただ「ぼくは坂本龍馬が毎日剣術の修行をしていたように、物書きだから毎日5000字の文章を書いています。マスコミがいかにあてにならないか。僕の有料メールマガジンを読んでほしい。」との宣伝にもぬかりはありませんでした。
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