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2010.02.12

2本の硫黄島関係の映画を鑑賞

 2月10日、11日は珍しく夜更かしをして、NHKハイビジョンで「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」(いずれも、C・イーストウッド監督・2006年公開)の映画でした。

 第二次世界大戦で激戦地であった硫黄島。日米両国の普通の市民であった人達が,戦地へ送られ激戦のなかへ身をさらしました。

 「父親たちの星条旗」は、アメリカ軍勝利の象徴である星条旗を硫黄島の激戦地である摺鉢山に立てる兵士たちの写真が新聞に掲載大きな関心を呼びました。アメリカ政府は、兵士3人を戦時国債募集のキャンペーン要員に任命し、過酷な日程で全米を遊説させます。

 激戦で仲間の兵士たちが亡くなった戦闘の1部である、星条旗を山頂に掲げた行為が誇張され、英雄視されることに3にんの兵士たちはたまらないと思いました。酷いのはフットボール場につくられた山頂のジオラマに登らされ、星条旗を立てる行為もやらされました。

 戦闘で傷付いただけでなく、ケアもなにもなく好奇の目に晒され、除隊後も生きることを強要された「英雄」たちは大変でした。

 日本側から描かれた「硫黄島からの手紙」も同様で、アメリカ留学の経験もある栗林中将の悩みは深く、絶望的な状況の中でも最善を尽くす姿勢が有りました。最後まで責任を放棄しない姿勢。それに感銘をうけました。

 渡辺謙の演技力は実力どうりでしたが、アイドル・グループ嵐の二宮和也は、着実な演技で光っていました。こちらは2006年の公開時に、ハゲタカ・スーパーのイオンのシネコンで鑑賞しました。

 戦争には英雄も綺麗事もない。という厳しい現実をきちんと描いた映画でした。

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