龍馬はGoogle以上だったようです
勝谷誠彦氏の講演会で「坂本龍馬はインターネットのような存在であった。」言われていました。言い得て妙と思いました。なるほどそういう見解もあるのだと。
勤皇の志士の印象は自己主張が強く、死をも恐れない突破力が印象的です。坂本龍馬にも当然そういう資質はあったでしょうが、珍しく異質の価値観を持ったひとを排除したり、攻撃したりせずじっくり傾聴する能力があった人物であると思いました。
史実にあるように幕府の軍艦奉行勝海舟を切りに行くと出かけて、話しに感服し、すぐ弟子入り志願する。敵対関係にあった薩摩と長州の同盟を利害で結びつける。ヒアリング能力が高く、相手の言い分を良く効く人物だったんでしょう。
(高知市桂浜にそびえ立つ巨大な坂本龍馬像。昭和3年に建てられた龍馬像ですが、当時の青年たちの熱意もまた郷土の先達として素晴らしい。)
当時のハイテクである蒸気船で行動し、貿易事業を手がけようとしていました。
ということは今の時代のGoogle以上です。しかも生身の人間ですので、余計ネットワーク力がありますね。
現代の日本で必要とされている人間は、こうしたネットワーク力がある人間です。龍馬もどき、追随者は全然そのあたりが理解していないようです。
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