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2010.02.05

トヨタの凋落は無能で無慈悲な経営者にあり

  このところのトヨタの迷走ぶりは酷い。特に「クレーマー大国」アメリカでのリコール問題は、トヨタの息の根を止めるのかも知れない。日本を代表する企業の1つですが、最近のトヨタの経営は、品質本位、顧客第1を捨て去り、グローバル主義、短期利益第一、格差社会の奨励など新自由主義にかぶれていたのですから、いたしかたありません。

 前経団連会長の奥田碩氏(元トヨタ社長)の影響でしょうね。

 ウィキペディア(Wikipedia)のなかでも奥田氏の行動履歴をこう書いています。

  以下ウィキペディア(Wikipedia)より引用。

「従業員に過度のサービス残業を強いて労働基準監督署の査察を度々受ける事態を招いたり、業績好調にもかかわらず外国人労働者や非正規雇用の確保で賃金の抑制を行ったり、世界第1位の自動車メーカーになることを目標に安易な拡大路線に走り品質管理を怠ったことが、2010年のトヨタの大量リコールに繋がったとする指摘もあるなど、彼の経営姿勢を批判する声もきわめて多く、改革への評価と表裏一体である。」 引用終り。

 とにかく目先の業績に走り、「人を蔑視し、大事にしない経営者」でありました。「派遣切り」(雇い止め」「下請けいじめ」を過酷に実施した経営者。そのことが「グローバル」「世界標準だ」とアメリカ追随の悪乗り経営で一時期「世界1」になりましたが、今回の品質管理がまったくなされていない情けないトヨタの実態を曝け出したのです。

 トヨタ姑息!プリウスのブレーキ異常を“こっそり”改善(ZAKZAK)


 自動車という「人の命」を載せて高速で走る装置の組立を「おろそかにする」経営を在任し続けてきたのですから。

 トヨタは地球からなくなるかもしれませんね。愚かな経営者のためにすべてを失う可能性があります。でも自業自得なんだから仕方がありません。「授業料」としてはちと高くつきました。

 昔の近江商人の「三方よし」(売りよし、買いよし、世間よし)の精神をトヨタは実践すべきでしょう。でも経営者が気がつく前に地球上から消滅する可能性が高いのですが・・・

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