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2010.02.11

雨の日は読者が定番ではありますが・・

Hon1211


 今日の休日は雨。午前中はハゲタカ電機店のヤマダにて、シーズン終了間際の灯油ストーブが安くなって居ましたので購入しました。

 午後からも相変わらずの雨。図書館で借りてきた本を読みました。

 「日本とは何か  日本人とはなにか 正統知識人の驚くべき先見力 西部邁 舛添要一 堺屋太一 深田祐介 大宅映子 著・廣済堂出版・1995年刊)


 当時の(最新)と思われた意見も、15年も経過しますと色褪、陳腐化するものです。当時は「バブル後の失われた10年」の時代であり、論者にアメリカを見習え、アメリカ型金融資本主義社会に日本はならないと経済成長できないとかいう、「脅迫」にとらわれている傾向があります。

 先端の意見と自負しながらも、「時代の制約」は受けるというもの。風俗評論や表面の社会評論の解説だけでは「社会思想)と言われるものではないということでしょう。しょせん時代を@切り取る」こともできないのです。

 「なぜ 外務省はダメになったのか」(村田良平・扶養社・2002年刊)

 こちらは元外務官僚のひとの著作。対米従属外交の最先端に居られた外務官僚。いかに日本はアメリカの顔色を伺い、卑屈でいることが国是のように言っている。

 特に当時なにかと外務省に介入し、逮捕・勾留された鈴木宗男氏については、まさに罵詈雑言を浴びせている。

「外務省には族議員はいない。鈴木氏は例外であったといわれるが、私は鈴木氏は族議員て定義すべきではなく、同氏の場合はまったく先例のない異常関係があったと解すべきもの思っている。」(P146「21世紀の外務省のあるべき姿」)

 鈴木氏を検察に売り渡し、罪人に追い込んだのもつかのま、昨年の総選挙による政権交代で、鈴木宗男氏は「復活」。衆議院外務委員長として活躍しているので、外務省官僚の皆さんは、それは「真面目に仕事」に励んでいることでしょう。

 著作には全然納得できない言い分でしかありませんが、外務官僚の本音が書かれてあり面白い本ではありました。

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