中国文化大革命について
3月7日はNHK衛生第2放送にて「BS20周年▽BS特集「民衆が語る中国・激動の時代~文化大革命を乗り越えて~1章」という4時間番組がありました。録画して見ました。
「文化大革命」は、わたしの中學ー高校時代とかぶっていまして、田舎の学生でしたが多大な影響を受けました。あの当時条件が重なれば、連合赤軍へ参加し、あさま山荘まで行っていたかもしれませんでした。それほど毛沢東思想ー文化大革命は身近な存在でした。
それが今完全な間違いであり、中国でも総括が始まったのかもしれません。文化大革命が始まったのが1966年。毛沢東の死去で終わったのが1976年。4人組が逮捕され、改革開放政策が始まったのが1979年。天安門事件が1989年。
それから「政治的自由のない 社会主義的資本主義」に邁進する中国。それは文化大革命の「反動」があったからこそ、あそこまで冷徹な資本主義国になれたのでしょう。
映像は以前見たものでした。関係者の証言だけでしたが、40年経過しても生々しく、迫力がありました。ナチスやスターリンや戦前の日本の秘密警察の横暴よりはもっと酷い大衆による集団リンチでありました。
文化大革命については総括が出来る社会になったのでしょう。しかし中国は、1989年の天安門事件や、チベット問題、ウィグル問題は未だに社会的な議論も総括もできない社会のようです。それが大問題であると思います。
1986年の北京天安門前。毛沢東の肖像は今はここだけのようです。
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