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2010.03.13

映画「ポチの告白」上映会を鑑賞しました

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 今日は「ポチの告白」の上映日。午前11時の上映を見るためあたご劇場まで歩いていきました。

 映画を見た後の感想です。

 とにかく凄い情報が多すぎて、小さな容量の私の頭ではとても消化しきれないほどでした。あれもこれもでした。これは必見映画の1つです。DVDもあるようですから、ぜひ購入して下さい。お薦めです。

 ポチの告白 DVD

 第一回目の上映の後に舞台挨拶がありました。
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(4天王揃い踏み。左から仙波敏郎さん。寺澤有さん。高橋玄さん。田辺浩三さん)

 主催者の小夏の映画会代表の田辺浩三さんはこう言われました。

「わたしは後2年の命であると医者に言われています。昔の日本映画の傑作は「祇園祭」これは1月23日にあたご劇場で上映しました。現代映画の傑作はこの「ポチの告白」です。これ以上の傑作はありません。」

 そして映画監督の高橋玄氏、原作者の寺澤有氏。警察見張り番代表の仙波敏郎氏が登壇され、スピーチされました。

 高橋監督は「昔の社会派映画監督と言えば、大島渚氏や、今井正氏や木下恵介氏らがいました。映画も社会の必要性で制作されます。当時は社会運動や学生運動も盛んであり社会の必要性がありました。今の時代はそうではありません。
 東京でも最初の上映会は、今日のあたご劇場より少なかったです。高知のみなさんは素晴らしいと思う。」

 当日の様子を高橋玄監督は、ご自身のブログにこう書かれておられました。物凄い内容です。

 ポチの告白高知上映 そこに見えた暗黒土佐

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(原作者の寺澤さんと高橋監督のトークは聞きごたえがありました。)

 寺澤氏は「わたしは警察や裁判のありかたを取材してきました。大きな犯罪事実を皆しらないのは、記者クラブ制度と言う日本特有の腐った制度のせいです。記者クラブ制度で自由な取材の制限を報道機関がしています。記者クラブ以外の報道関係者を締め出しているのです。ですので記者クラブ所属のマスコミが組織犯罪も税金の無駄遣いも見逃し加担してきたのです。」

 仙波敏郎氏「映画に描かれていた裏金づくりなど、上品に描かれています。高橋さんも寺澤さんもやさしいからですね。
 皆さんオウム事件の時に当時の国松警察庁長官がオウムに狙撃されました。マンションでした。あれは自宅ではありません。彼は裏金で購入した億ションを2つ所有していました。そのうちの1つの部屋を出たところで狙撃されました。そんな事実マスコミは全く伝えません。それが日本の現実です。」と言われました。

 国松警察庁長官の狙撃は知っていましたが、そういう裏事情があったとは。仙波さんが言われたら真実であると思います。腐っていますね警察は。
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 入口付近で寺澤さん自らが「報道されない警察とマスコミの腐敗 映画ポチの告白が暴いたもの」(寺澤有・著・インデンツ)を購入しました。読書感想文は後日書きます。

 高橋玄監督とは出口付近でお話しました。「僕は若い頃チンピラのようなもんでしたから、よく警察にいじめられていましたからね。いまでも突っ張ってますね。」とお元気な44歳とか。パワーがありますね。中高年のわたしはいささかくたびれていますが、高橋さん、寺澤さん、仙波さんにエネルギーをいただきました。

 会場で「映画で記者クラブのマスコミは警察の発表以外の独自取材はしないのですか?」と聞きました。

「しません。かれらは権力の番犬ですから。警察発表の記事を掲載しなかったら、次回から記者クラブへ出入禁止になるからです。」と寺澤さん。本当のようです。

 会場にはイタリアから遠路はるばる取材に来ていました。3人来られておられました。
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 マスコミでは毎日新聞高知版に今日に映画会のことが掲載されていました。

映画:警察の不祥事描く「ポチの告白」きょう上映 監督ら、毎日新聞支局訪問 /高知

 また今日は高知「白バイ・スクールバス衝突事件」片岡晴彦さんも駆けつけておられました。2回目の舞台挨拶をされる予定と聞きました。わたしは1回目の上映と舞台挨拶を聞いてでました。上映会は大勢の市民が来ていました。

 仙波敏郎さんが舞台挨拶で言われたことが耳に残りました。

「皆さん映画の主人公竹田は警察上層部に忠実であったがために、犯罪に手を染め、自分だけが犯罪者に仕立て上げられました。皆さん明日は我が身です。土佐の高知は坂本龍馬、中岡慎太郎を生んだところです。
 白バイースクールバス衝突事件で片岡晴彦さんの冤罪を晴らしましょう。土佐の高知から警察犯罪を撲滅しましょう。貢献県警だけで毎年2・5億円。全国の警察で400億円の裏金が作られています・それをなくさないと日本国はよくなりません!」

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