三菱総研が二葉町を訪問。何故?
自主防災会の会長から電話。「三菱総研というところが、わしのところへ来る。市役所防災課のほうからも連絡があった。なんの用事かわからんので、午後1時に来てくれないか。」との事。
(会長宅前にある穴吹興産のマンション。「津波時一時避難(退避)場所」を拒絶した建物です。建築時から周辺住民とはトラブル続きでした。)
三菱総合研究所と言えば、日本最大のシンクタンク。その昔橋本知事時代には高知県政策総合研究所があり、理事長と研究部長は三菱総研の人でした。岩崎弥太郎の関係した三菱が二葉町へ一体なんの用事なのか?わからにまま、会長宅へ行きました。
東京から若い担当者が来られました。用件は全国的に調査をしているとか。「平成21年度 家具等の転倒防止対策の推進に関するグループ。インタビュー調査」ということで、内閣府から委託されたものらしい。
二葉町自主防災会の会長と副会長と情報班長が対応しました。ヒアリングの内容は「組織と活動の概要」「家具等の転倒防止に係わる活動の状況」「家具等の転倒防止に係わる課題・要望」というものでした。
二葉町は海に近く、低地(海抜0・2メートル)であり、自然地形の高台も耐震構造の公共建築物もありません。つまり安全に避難する場所が町内には皆無ですから、地震が来ても「仕方がない」とあきらめムードになっているのです。
(二葉町内10箇所にある「津波時一時避難(退避)場所」の民間マンション。所有者が快く協力いただきました。)
これが種崎津波避難センターのような、耐震性のある避難施設ができれば、そこへの避難誘導が自主防災会のテーマになり、そして安全に避難するためには、自宅の家具転倒防止をすることが大事である。というストーリーづくりになるのです。
いくら自助と共助に頑張っても、公助が皆無の二葉町。今後三菱総研には、国のどの場所とコンタクトをとれば、いいのか連絡をいただくことになりました。
「家具転倒防止講習会」と実施は、今年から来年の二葉町自主防災会のメインテーマでもありますので。
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