自民党に偉そうなことが言える筈がないだろうに
自民党の大島幹事長は「5月末までに鳩山内閣が米軍普天間基地問題が解決出来なければ総辞職すべきである。」と沖縄へ乗り込んでぶちあげていました。なかなかテンションが高かったようです。
解決なければ退陣も 普天間移設 首相、大島氏要求に(沖縄タイムズ)
覇権国家米国にとって、沖縄への敵前攻撃部隊である海兵隊の駐屯(防衛軍ではありません。)は、「実に都合の良いもの」。日本におれば「思い入れ予算」がついて居心地も良いし。歴代の自民党政権は「対米従属」が国是と思い込んできて、談合記者クラブマスコミと一体となって国民を騙してきました。
いくら国が沖縄に交付金を出し、振興策の大盤振る舞いをしても沖縄の失業率は改善しません。一時期「米軍基地との共存で雇用を」と軸が振れ、保守県政を選択した沖縄県民も、米軍基地の恩恵はごく一部の特権的な人達であり、大多数の沖縄県民にとっては米軍基地は脅威であり、迷惑施設そのものでしかないとここへきて判断したのです。沖縄県議会では自民党までが「沖縄県内への米軍普天間基地移設反対」決議に賛成したのですから。
米軍には「思いやり」をたんまりするが、沖縄には全く思いやりがなかったここ10年の小泉純一郎に象徴される「対米追随内閣」に沖縄の「民意」は「NO!」を突きつけたのです。この事実はとても重い。
日本の米軍基地の75%を日本の総人口1%の沖縄県が引き受けてくれています。対米従属外交のここ10年の自民党政権の積み残し課題を簡単には解決できないでしょう。
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