日本の「隣人関係」は実に悩ましい
「平和ボケ」していると言われている日本人。当然でしょう。敗戦後65年間は「アメリカの核の傘」のなかにいましたから。
その「核の傘も」日本の人口の1%,総面積のわずか0・6%の沖縄県に在日米軍基地の75%を押し付けてきました。沖縄のひと達の思いを、歴代自民党政権は汲み取る努力をしませんでした。
辺野古移設案も、小泉政権の沖縄県への「脅迫」により「合意」されたことでありました。朔日の沖縄での「米軍普天間飛行場の国外・県外移設を求める県民大会」へ,仲井真沖縄県知事までが出席したことにより、「沖縄県外への米軍基地移設」が流として出来上がったようです。
あれだけ巨大な米軍基地が居座っている沖縄では,米軍基地の経済的な役割は年々低下し、現在は4%程度です。普天間基地の地主のひとたちも、誰1人として基地の返還に反対している人はいないそうです。基地がないほうが沖縄は発展することがわかってきたのですから。
沖縄の米軍基地を鹿児島県徳之島へ移設案は,徳之島住民の大規模な反対運動が起こったので、難しくなりました。
日米安保条約で、日本は米軍に基地を提供しないといけない義務があります。沖縄県内移設はNO!.。徳之島ではNO!.行き場があるのでしょうか?
混乱は確かにしていますが、国民が沖縄の米軍基地問題を真剣に考えるようになった。今までの歴代自民党政権では考えられなかったことであります。簡単に解決できない問題であろうと思います。
ところで「日本の隣人」といえば、ヘビーで一筋縄ではいかない国ばかりです。」
最近経済発展が著しい中国。軍事力も近代化し,軍備を増強し、空母も建造中です。人工衛星も独自に開発。核兵器も所有しています。しかし政治体制は共産党の強権支配が継続中。チベット民族などへの過酷な弾圧は記憶に新しい。
核超大国のロシア。旧ソ連邦の崩壊で、経済的にも落ち込んでいましたが、プーチン氏の「資源外交」などの成果で経済発展し、最近また軍備増強を繰り返しています。
そして超大国アメリカ。日本とは同盟関係ですが,世界中から嫌われている軍事大国です。日本は米国の覇権主義のために基地を提供しなければなりません。
北朝鮮。正体不明の軍事大国。最近核兵器を保有。弾道ミサイルの射程距離に日本はなっている。「日本人拉致」問題があり、国交回復のめどはたってはいません。
韓国。いわゆる「進歩派」知識人ほど独善的な反日感情が強い国。本来は日韓は連携しないといけないのですが、なかなか政治指導者同士はそうなはならい。
核大国のアメリカ・ロシア・中国と国境で接しています。陸続きではありませんが、海を隔ててはいますが、今の時代は関係ありません。実に複雑で難しい立場に日本はいます。
今まではアメリカの下僕で良かったのですが、沖縄米軍普天間基地の海兵隊を「ゴー・ホーム」とやってしまえば、1番先に日本はアメリカから核攻撃をされるでしょう。
彼らはやりかねない。前例があります。65年前には広島と,長崎をアメリカは核攻撃をし、大勢の非戦闘員である市民が亡くなりました。
今までまじめに考えたことがなかった、国防や軍事の問題もタブー視せず,どんどん考え,検討しなければなりません。
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