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2010.04.18

体育の後は文化活動に

  夜須でのセーリングから戻り,片付けをしまして,今度は「文化活動」に。

 まず「かるぽーと」にて書道家柴舟とかいう人の展示会を見学。NHK大河ドラマ「龍馬伝」の題字などを書かれているとか。見てもなにが良いのやらわかりません。
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 隣で高校生書道展をやっていました。上手な人達はいくらでもいるものですね。下の子供の友人たちも書道のコースの大学を卒業し、大学院まで行っております。無限に上手な人はいるものです。
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 そして龍馬のうまれたまち記念館へ映画を見に行きました。田辺浩三さん主催の小夏の映画会。日本映画「下郎の首」(昭和2年 伊藤大輔監督作品)を家内と鑑賞しました。

 高知県の隣の宇和島出身。田辺さんの解説。
「本当に素晴らしい作品ですが,埋もれていました。時代劇を活用した反戦映画です。
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 主人の敵討ちにお供していた主人公の下郎。貧しくともひたすら主人に忠誠を誓う。その健気な心意気に、ある侍のお妾さんの婦人が惚れてしまう。つい長居をしているところに突然侍があらわれる。だがその侍こそ主人の敵であった。
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 間男に怒り心頭の侍は,剣術の心得のない下郎を殺害しようとする。必死の抵抗をしているうちに、逆にその侍を殺害してしまう。正式な仇討ちではなく事故。今では正当防衛である。しかし世は封建時代だ。その理屈は通らない。今度は逆に道場主を殺害した不届き者として追われることに。

 「仇討ち相手」として追われ逃亡の日々。お妾さんの女性が支援し逃避行に。しかし殺害した侍の門弟達に追いつかれ,追い詰められる。主人は卑怯にも自分に忠実な下郎を相手に売り渡す。そして仇討ち相手に仕立てられた下郎は失意のうちに門弟達により殺害される。助けようとしていた女性も殺害される。

 なんとも言えない感慨が遺る映画。上司の無責任さ、臆病さは軍の幹部を示しているのかもしてない。

 昭和2年の映画でしたが,「古さ」を感じない迫力がありました。

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