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2010.04.14

ツイッターは良いのか悪いのか?

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 今週の野良犬メディアである週刊ポスト4月23日号。P56の「ツイッターを疑え!」はなかなか面白く、ためになる記事でありました。

 大流行のツイッターですが、それはなんぼのものか。わたしも実際殆どしませんし、興味もありません。原口総務大臣がツイッターをやりすぎて国会審議に遅れたとの事件もありました。

 中川淳一郎氏(WEBプランナー)は持論である「やっぱりウェブはバカと暇人中毒者のものである」という主張にはうなずけます。ツイッターに限らずウェッブに過度に期待をしないようにというのも正論ですね。
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 「実際、膨大なファローを獲得しているのは、経済評論家の勝間和代さんや、原口一博総務大臣、ジャーナルの上杉隆さん、楽天の三木谷浩史社長など、リアルな世界の著名人だという事実に着目しなければなりません。」P57

 有名人でなければツイッターの恩恵にはあずかれない。有名人は自分の存在を宣伝できる「手軽なメディア」が1つ増えたということで、無名の市民には関係ないと言うか、どうでも良い伝達道具ではないでしょうか。あと風俗の女性などは活用しがいがあるとも中川氏は書いていました。それもそうですね。納得。

 慶応大学教授の岸博幸氏は「米ネット帝国主義の下僕と成り果てるのか?」という主張も面白い。今や情報流通も電気、水道、交通網と同じ需要な社会インフラ。それを抑えているのがグーグル、アマゾン、ツイッターなどの「プラットフォーム。レイヤー」。

 検索サービスも、Eコマースも、SNSやユーチューブも米国に本部をおく巨大ネット産業であります。このままではソフト産業やコンテンツ産業が壊滅するおそれも出てくるでしょう。

「欧州ではようやく米国のネット一極支配から脱しようとする動きが出てきました。日本も、米国の”下僕”に成り果てたくなければ、ネット鎖国とまでいかなくて自国でネット環境を整える事に目を向けることです。」P60
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 うなづける記事ではありました。確かに既に有名人がやるからいいのであって、無名の我々がしたところで、たいしたことはありません。またツイッターは「140字の制約」があるので、それほどわたしには魅力は感じません。

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