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2010.04.27

変り身の早い堺屋太一翁

Genda508515
 今週号の野良犬メディアである週刊現代は5月8日・15日の連休合併号。相変わらず「鳩山内閣5月退陣論を煽り立てています。
 
 「ギブアップ!普天間も何もかにも放り出し,逃走 鳩山「5月退陣全内幕」とある。仰々しい。確かに政治ショーとして,この種の野良犬メディアの関係者皆さんは面白おかしく盛り上げ,売上が上がればしめたもの。

 けんど、安倍晋三氏や,福田康夫氏のように、勝手に「政権を投げ出したら」,「おしまい」であるのは自民党崩壊の教訓として民主党関係者はわかっているはず。

 まして今年度予算も粛々と成立させているし、中国のおかげもあり,景気は上向いています。5月はまたガソリンが値上げされますし。デフレ脱却の兆しもあります。今更渡辺氏の「みんなの党」なんぞに期待している暇が国民にあるとは思えませんね。鳩山さんは宇宙人ですから打たれ続けてもダウンしませんね。セコンドが勝手にタオルを投げ込んではいけませんね。それこそ政治の混乱を招き、大損するのは国民ですから。
Sakaiya

 堺屋太一氏のコラム「中国を見よ 世界の常識は変わった」(P48)はいつものように「流行」を作り出すファッション・リーダーを自認しているつもりなのか。中国の鼻高々ぶりはわかるが、それを「どう活用するのか」の知恵があるかと思いきや読むとまるでない。がっかりです。

 日本は「安物しか買わない国」「日本は知恵なき知価社会」「若者たちは高級車もいらないし、海外旅行もしないし,ブランドにも興味がない。年功序列社会をのぞんでいる。活力のない日本社会」だから全然だめだと堺屋氏は,「訳知り」に言う。

 そういう社会にした責任の一担は堺屋太一氏にもあります。確か小渕内閣時代に「経済顧問」になり、日本社会を「構造改革し」,アメリカモデルの格差社会に移行させようとした張本人。その後継者があの竹中平蔵氏ではないか。

 「今更」なにを言っても「またか」「流行に敏感な翁」としか思えませんね。日本人を鼓舞し、日本人に希望を与えるのが本物の知識人だろうに。この人もまた「インチキ・ゲンジャ」のお1人でした。


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