河田小龍は第1級のアーティスト
私が知っている河田小龍というのは、江戸末期の絵描き。帰国したジョン万次郎を取調べて、アメリカの様子を絵に書き、坂本龍馬などに影響を与えたという程度でした。
図書館で「河田小龍 幕末土佐のハイカラ画人」(高知県立美術館・刊・2003年)。非売品らしい。しかし画像が豊富の構成です。
河田小龍は、早熟の天才。漢学塾や岡本寧甫の南学塾でも頭角を表わし、土佐藩の参与であった吉田東洋に登用され、鹿児島や長崎、江戸、京都などに派遣され見聞記を文章だけでなく、絵で残している。
伝統的な画法や、狩野派の画法も取得し、西洋絵画の影響も受けて明治31年で75歳で逝去するまで幕末ー明治を生き抜いた文化人です。
2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の中で、河田小龍役は、リリー・フランキーさん。適役でありました。良く特徴を出していました。
写真はほんの1部です。それだけでも物凄い人であると思いました。
当時の捕鯨の様子の絵もありました、迫力があります。
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