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2010.05.30

オバマも鳩山も大馬鹿者

 沖縄の米軍普天間基地の移設先が名護市辺野古になったらしい。日米政府で合意したとか。自民党政府が14年かかっても工事ができなかった場所に戻ったのです。本当にオバマも鳩山も阿呆です。

 1995年に沖縄の海兵隊の兵士が,女子中学生に暴行しました。それで当時超党派で沖縄で県民大会が開催されました。そのとき当時の橋本龍太郎内閣は普天間基地の即時移設を公表しました。

 あちこち移籍先を探すうちに名護市辺野古付近に決まりました。当時の沖縄の太田知事は海面埋立はできないと言い張りました。それでは事業が進展しないと言う事で,沖縄知事選挙で,経済界の稲嶺氏を自民政府は応援し、稲嶺氏が知事になりました。

 当時の沖縄は失業者も多く,政府が受け入れを条件に公共投資をする。仕事も持ってくるということで皆が稲嶺さんを支持しました。

 稲嶺さんも沖縄の人。米軍基地は迷惑施設であることを知っている。ですので、米軍基地をこしえらるのはいいが、15年したら撤退することが条件で署名をすると言いました。

 自民党政権が橋本氏から小渕氏に変わったも沖縄県・名護市への気遣いは大変なもので、2000年の沖縄サミットは、名護市で開催されました。新しい迎賓館も国の支援で名護市にできたのです。

 小渕首相が急逝されて、森ー小泉ー安部ー福田と続く清和会が政権を担います。橋本ー小渕の経世会と異なり沖縄にはまるで関心がない政権でした。

 小泉内閣時代の2004年8月に普天間基地所属の海兵隊ヘリが隣接する沖縄国際大学へ墜落炎上しても,政府閣僚が現地視察した記憶はありません。米軍は墜落現場を封鎖し、沖縄県警も消防署も現場検証すらできず、しかもヘリの部品もすべて米軍は回収しました。修理代は米軍は出したのでしょうか?
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 小泉純一郎は沖縄には不熱心でしたが、イラクへ自衛隊をは派兵しました。まさにアメリカ言いなり内閣でした。10年間アメリカ言いなり内閣が継続したので,アメリカ政府は緩慢になったのです。

 オバマ大統領はイラクの核開発問題。ギリシャの経済破綻問題。北朝鮮をめぐる中国との関係で多忙です。問題児の対応に追われ、まじめな優等生の日本に「かまう暇がない」のです。おまけに沖縄を軍事占領している。いつでも日本を抑止できるからです。

 だが今回の1件で沖縄の人達は未来永劫日米政府を許さないでしょう。もし経済破綻現象が日本で起きたなら、沖縄の米軍基地は住宅地に包囲されているので、どこからロケット弾や火炎弾が飛び込んでくるのかわからない。

 日本人を反米国家に追いやっています。そうなると米軍は日本にはおれなくなります。それに対してイラクやアフガンのように空爆するのでしょうかアメリカは。住宅地をもし空爆すれば私も反米闘争に立ち上がります。そのリスクをオバマと鳩山は考えているのでしょうか?

 それをじっくり考えれば,これ以上沖縄に米軍基地を増やすことはできないはずです。アメリカはこのことですべてを失うことになるでしょう。

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