誰も鳩山首相を笑えないはず
沖縄の米軍普天間基地問題は,迷走気味。もっともこの問題は折込気味。そもそも鳩山首相がどうしていいだしたのか不明ですが「5月移設決着」などはじめから無理な話しではないか。
結論は「普天間基地閉鎖」が先でしょう。あれほど市街地に近く,宜野湾市民に騒音と墜落の危険性が高い普天間基地は存在してはいけないはず。米軍が「居座るなど」とんでもないのである。
米国本土にあの普天間基地があれば,周辺住民は黙っていないはず。絶対に米国本土では存在できない条件の基地なのですから。ですので閉鎖が正しい選択です。
ではどこへ移籍するのかは、米軍が考えることであり,日本政府が考えることではないのです。そもそもここが間違いなのです。
鳩山首相は「今頃になって」,「日米同盟の重大さ」「抑止力の意味」を理解したとか言っています。平均的な永田町の政治家のレベルでしょう。2000年以降の「清和会」の森ー小泉ー安部ー福田は、そもそも沖縄問題に関心などなかったし、「沖縄を足で踏みつけるのが日本の国益だ」という意識しかない連中でした。
鳩山由紀夫氏が,今になって「沖縄の重要性」がわかったのは、遅いですが、わからない厚顔無恥な清和会の歴代首相よりはましでしょう。沖縄の問題の重要性を覆い隠すために,談合記者クラブマスコミも大きな役目を果たしましたから。
局地に押さえ込まれていた沖縄基地問題が、「日本人全体で考えざるをえない問題」になった功労者は鳩山首相です。
どういう解決策になるにしても,沖縄を「ないがしろ」にできなくなりました。これはとても大きいことです。自民党系の政治家は、渡辺喜美氏にしても、舛添要一氏にしても,皆沖縄問題には無関心ですから。
フジテレビなどは「鳩山内閣は”バンドラの箱”を開けた」から駄目だという言い方をしています。さすがはアメリカ追随メディアであり、あの格差社会の生みの親である小泉純一郎応援団であるメディアであります。
何もかにもが「アメリカ従属路線」であった此の男を持ち上げたのは、大手マスコミの連中。きっと官房機密費をたんまり貰い、接待を受けていたのでしょう。
談合記者クラブマスコミも同罪。日本をこれほど格差社会にした責任は徹底的に追求されないといけないのです。
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