「抑止力」とは何か?
米軍普天間基地の海兵隊移設問題で、大前提で語られる「抑止力」。これはなんでしょうか?
どこの誰からの攻撃を「抑止」するのであれば、相手はどこなのでしょうか?大前提とされている議論が実は曖昧で,ごまかしがあると思います。
1・中国の脅威を言うのであろうか?
(対策)海底油田の尖閣諸島の領有権が問題であるならば,外交的にきちんと交渉し、線引きをする。また与那国島に自衛隊基地を建設すべきでしょう。それで解決するでしょう。
2・北朝鮮の脅威なのか。
(対策)そうであるならば、韓国との連携が大事です。対馬に自衛隊基地をこしらえることも必要でしょう。
3・日本の中東地域からの原油タンカーの「シーレーン」の警備が必要。
(対策)近隣アジア諸国への支援と連携が必要不可欠。合意の上海上保安艇を派遣する。
4・「アフガニスタン・イラクでのテロとの戦い」に普天間基地の海兵隊は必要。米軍(海兵隊)が沖縄から撤退すれば,テロリストを利するだけである。
(対策)「テロ対策」への効果は不明。あれだけ米軍が攻撃しても,アフガニスタンやイラクの治安が安定したようには思えません。
米国の「覇権」行動に,「アジアの一員」の日本が協力することは、おかしいと思います。
あれだけ騒がれた「インド洋の海上給油活動の中止」について誰も何も言わなくなりました。
格差社会を生み出すアメリカ経済のあり方が問題。自国の格差を世界に拡大しているのですから。
(結論)
1・「抑止力」の定義が曖昧であることが判明した。
2・沖縄県民にとっては米軍による脅威はあれど、抑止力による恩恵は全く受けてはいない。米軍基地は「迷惑施設」であります。
3・米軍の日本への駐留。特に沖縄への駐留は「日本を軍事大国にしないための」、アメリカにとっての「抑止力」なのです。日本を抑えこむいために沖縄米軍基地はあるのです。そこを忘れてはいけない。
4・近隣の核大国であるロシアも中国も強権国家であり、民主主義国とは言えません。米・露。中の3国ではアメリカが1番ましである。しかしベトナムやイラクでの残虐行為は許しがたいものがあります。
5・日本の真の独立は米軍の撤退と,自国防衛につきます。近隣諸国との善隣友好関係も不可欠です。
6・日米安保条約と日本国憲法第9条は「一体化」している。自国防衛の軍事論なしの憲法論議は虚しい。きちんとした防衛論議は必要。
7・国民軍を組織すべきです。自分の故郷は自分で守る気概を日本国民は持つべきです。災害救助と,防衛訓練を合わせて1年は全国民はすべきであると思います。
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