連合赤軍と新自由主義の総括は半分程度できました
連合赤軍と新自由主義の総括は半分程度できました
昨年からの社会思想のテーマで「連合赤軍と新自由主義の総括」に取り組んでいますが、だいたい現在半分程度はできたのではないでしょうか。考え方も少しづつ整理がついてきています。
1)幕末・維新期以降の日本歴史の経緯を司馬遼太郎氏の力を借りて読み込んでいきました。そうすると従来の硬直した左翼史観から解放され、のびのびと歴史眺めました。
「この国のかたち」や「歴史を動かす力」の司馬遼太郎さんの歴史観は正しいと思いました。
「雑貨屋の帝国主義」という表現は、日本帝国主義の本質を見事に言い表している。
2)明治以降の天皇制は、長い日本史から言えばとても短い80年。天皇が皇帝になった。しかし伝統的な天皇信仰の上に、プロシャの皇帝を乗っけたもので、近代的なものでした。本来の天皇のありかたから逸脱していました。
3)幕末。維新期もアメリカ、ロシア、イギリスなどの列強の圧力を日本人は感じ、海からの脅威に怯え、尊皇攘夷ー倒幕の嵐と熱が日本全土を席巻した。
今の時代はもっと大変です。アメリカ、ロシア、中国という核大国と隣接しています。黒船時代と異なるのは琉球がアメリカに実質軍事占領されていることです。とても難しい問題をかかえているのです。
4)「面白くないことは、しない」という信念は、原理主義に陥らず、間違えることは少ないと思う。その価値観でいけば連合赤軍問題は総括できるでしょう。
5)新自主主義もある種の原理主義。市場原理主義とも言えます。世界中に格差をこしらえることを目的にし、格差で儲けるシステムですので、テロを世界に蔓延させました。人間にやさしくない社会システムも全然面白くないので、撲滅させないといけないでしょう。
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