今週も野良犬メディアは官房機密費汚染問題だ
今週も週刊ポスト(6月11日号)が面白い。父が購入する週刊現代はあいかわらず代わり映えのしない政府攻撃に終始。談合記者クラブマスコミ一党と同じラインに立っているだ。
週刊ポストはこの4週間というもの一貫して「官房機密費」問題を追っている。これはとても大事なことです。日本の冠たる大手新聞社・テレビ局が官房機密費により政府自民党によって「買収」「供応」され、世論が作られてきた歴史的事実です。
これがすべて真実であれば「ゼネコン汚職」などたいした問題ではないことがわかります。自分たちがよくも官房機密費を貰い、夜の街で接待を受けながら正義ずらして「追求」などできたものであると思いますね。
今週号も上杉隆氏が顔写真入の実名記事を書いています。ある時テレビ朝日系の「ビートたけしのTVタックル」が6月1日に官房機密費の特集を特集することで収録予定と成っていたが,突然中止になったそうです。
さらに上杉氏はあるテレビ局幹部は社内の動きを伝えたそうです。
「上杉のスキャンダルを探せ。全力で探せ。経歴詐称でも,女がらみでも,誤報問題でも何でもいい。とにかく潰せ。」とのこと。
大昔当時毎日新聞記者であった西山太吉氏が沖縄返還をめぐる日米密約問題を暴いたときに、誹謗中傷され,解雇され闇に葬られた事件がありましたが、それを思い出しました。
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当時は「沖縄問題を入手経路をめぐる男女の問題に焦点をすりかえた。」のであります。
こうなると大手マスコミは完全に「権力の番犬」であります。自浄作用は働かないのかと思います。自浄作業どころか、上杉氏のつぶしに入るという「完全に権力のゲシュタポ化」していますね。今や大手マスコミは秘密警察並です。
記事によると上杉氏は官房機密費配布リストの中に「番記者達のリスト」もあるそうです。政治評論家のリスト、などがあると元官邸関係者の証言をそろえている。
「盆暮れに記者を1人ずつ呼び出し,平均30万円ぐらいずつ配る。必ず個室で証拠が残らない形で渡す。部数の多い大新聞や,影響力の高い一部のテレビ局の記者は10万円ぐらい上澄みしていた。
反対に部数の少ないブロック紙や通信社は10万円くらい低かった。」(P36)
そうなると「各社世論調査」なるものも全くあてにはなりません。「風を自分で起こしている」のですからね。長期に続いた自民党政権と大手マスコミの癒着はひどい。「官邸機密費疑惑」として徹底的に追求しないといけない。言論の公正さ,自由さが脅かされる事態だからです。
賢明な日本国民は談合記者クラブマスコミの犯罪を見抜かないといけない。情報のルートを多様化しないと、騙される愚かな国民として,歴史から断罪されるからです。
さて現在の民主党政権はどうなのか?こちらも追求すべきでしょう。
今週の野良犬メディアの広告です。
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