せこく考えず堂々とオランダと勝負しろ!
トルシエ元日本代表監督は「オランダは格上。勝てる見込みが少ない。オランダ戦は捨てゲームにして,主力選手を休養させ、第3戦のデンマーク戦に全力をつくすべきだ。」と言っていました。もっともな意見だ。
勝ち狙いは危険…トルシエ氏「大敗韓国を反面教師に」(yahooニュース)
しかしそれでは未来の日本のサッカーには繋がらない。「結果的にそうなった。」としても目前のオランダ戦では,今の日本代表のベストメンバーでフルに力を絞って90分間闘い続けないといけない。デンマークも格上であり、簡単に勝てる相手でも,引き分けできる相手でもありません。
確かにアルゼンチンに1-4で韓国が大敗した。先月の壮行試合で日本は韓国に0-2で完敗。歯が立たなかった。若手とベテランが揃い,パク・チソンなど欧州リーグで活躍している選手が6人もいる「史上最強」と言われる韓国代表でもこの有様。
でもそれはいたしかたないと思うし、韓国代表はよくやったと思う。最初の失点はオウンゴール。日本代表の闘莉王や中澤のオウンゴールと同じ。それだけ相手に押し込められている証拠。いたしかたはない。オウンゴールは「低い確立」で起きる。たいていはクリアできるものだから。
韓国のゲームプランは前半は0-0でしのいで,後半中盤からプレスをかけ、アルゼンチン起点のメッシを抑えて,速攻で相手ゴールに迫ろうというもの。それが前半の2失点で狂った。それならそれで、じっくりと攻めればよかった。
ところがアルゼンチンDFの緩慢なプレーから韓国が前半終了間際に1点返し、1-2となる。ここで「キムチパワー」のアドレナリンに点火してしまった。
当然韓国が前がかりになる。そうなると中盤のプレスが緩み、朴智星と2~3人ががりで抑えこもうとしていた,アルゼンチンのメッシの自由度が増してくる。自在のドリブルは止められない。飛び込めない。前線にスルーパスやクロス,さらにはシュートまで打たれる。
メッシとともにアルゼンチンの攻撃陣が押し上げられ韓国のゴール前に殺到状態に。終れば1-4の大敗に。でもいたしかたない。韓国は大健闘しました。得られることも多かったと思います。次のナイジェリアに勝てば決勝トーナメントに韓国は行けるのですから。そのモチベーションは韓国は全員で獲得しました。
ドイツもセルビアに敗戦。イングランドは格下のアルジェリアと痛恨のドロー。フランスは予選敗退が濃厚。強豪国も予算突破で苦労しています。優勝候補筆頭のスペインもスイスに敗れ大ピンチ状態。「番狂わせ」はサッカーにはあるのですから。
日本は結果をおそれず韓国のように正々堂々とオランダと戦うべきです。結果はどうであれ。得られるものは大きい。ただ同じ陣形で正面戦を展開すれば、オーストラリアがドイツに大敗したように実力差がでます。総合力の差がでます。
スイスがスペインに勝ったように,専守防衛に徹し、1発のカウンター攻撃で勝つ。これも今の日本の守備力では無理。パワープレーには弱い。クロスボールを連続で放り込まれ、長身で屈強な攻撃陣に連続攻撃されれば,2006年のオーストラリア戦のように守備が崩壊する。
そうさせないためにはパスの出所を抑える。自由にさせないことだ。セルビアはそれをしてドイツの攻撃を寸断し,単発に抑え、連続攻撃をさせなかった。結果勝利につながった。だけどセルビアの作戦は大変な体力がいる。最後はよれよれで足がつる選手が続出していたが,ドイツを沈めた。日本がそれが出来るのか。走り勝つことができるのか。
2年前の欧州選手権でもオランダは優勝候補でした。しかし格下ロシアと壮絶な打ち合いをして最後は足が止まりロシアに負けてしまいました。日本が引き分け以上にオランダ相手に持ち込めるとすれば、走り勝つ以外にはない。
前半早々韓国のように押し込まれ簡単に失点してしまう確率も強豪相手にはよくあること。これは事故。しかたがない。日本も投目から枠に行くミドルシュートを打つべきです。ゴール前でこね回してはいけない。それが徹底して相手が嫌がるまでできるかどうかが鍵である。
とにかく勇気を持って韓国のように全力で戦うことです。あざとい計算ができる実力は日本にはないからです。ゴール前でパスでこねず,シュートを打つ気概のない選手は代表に呼ばないことです。北朝鮮の鄭大世が日本代表に入れば,オランダ相手に一矢を報いることが出来ただろうに。
徳川家康は、三方原の闘いで武田信玄に惨敗しました。でも獅子奮迅と戦う三河武士団の心意気は強くする困れ、後日の天下取りにつながりました。結果を気にして前線で逃げる気持ちがあれば日本サッカーに未来はない。
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